【ハリポタ】君とキスをしたい

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「キスしたい。」

2人だけの教室にその一言が木霊する。

いつものように彼を罵倒していたはずだった。私が嫌いな、偽善者の彼を。

なのに、頬に添えられている右手。私の腰をグッ、と抑える左手。

優しげな瞳は無く、いつにも増して真剣な顔で彼はそう言った。

『え……？』

口から出たのはなんとも間抜けな声。

理解が追いつかなくて、何度もその言葉を頭の中で回して数秒後。顔が、身体が熱くなった。

声にならない声を出し、彼を跳ね除けて急いでその場を去る。

夏の日のことだった。

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【注意とお願い】

・意味の無い低評価はお控え下さい

・小説、映画のネタバレ含みます

・原作無視あります

・秘密の部屋あたりからの話です。炎のゴブレットまで続けられたらいいなと思ってます

.執筆状態：連載中