波乱妖魔～壱～ (ページ10)

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来客ページ10

ケータside

「ただいま～」

「おかえりケータ。もうすぐご飯出来るからその間に宿題しときなさいよ？」

「はーい」

「あっそうそう。ちょっと前に黒髪の褐色肌の男の子がケータを尋ねてきたわよ｡ケータの部屋に上がってもらったから､このお菓子ついでに持ってあがってくれる？」

褐色肌に黒髪····

まさか···

俺はハッとして急いで階段を登って自分の部屋のドアを勢いよく開けた

エンマ「よっお前ら」

は····？

「「えぇぇぇぇええぇぇぇ!?!?!?エンマ大王ーーーーー!?!?!?/様ーーーーー!?!?!?」」

エンマ「おぉ···変わらねぇなお前らは···まぁいいや､おじゃましまーす」

ケータ「なんでいるの!?どうしてここに!?」

エンマ「お邪魔しますって言ってみたかったんだ」

ケータ「え？」

エンマ「ケータ､お前には随分と世話になった。今日ここに来たのは視察のためだ。」

ケータ「あの···視察って？」

エンマ「···という建前､遊びに来ただけだ☆」

ケータ「やっぱり···」

ジバ「いつも通りニャン···」

俺達は開いた口が塞がらない

仕事ばかりサボっていたらぬらりひょんに怒られるのでは···

エンマ「まぁ聞けって。視察に来たのは本当だからよ」

エンマはそう言ってカーペットの上にどかっと座ると俺たちに目を向けて話し始めた