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Ruins.3 ページ4

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あれからそう時間が経たずに、Torielの家に着いた。
"新しい部屋"に案内される。

赤色が全体的に多いこの部屋には、ベッドは一つしかない。が、Torielはそれを気にする事は無く、二人で一つを使えば良いのよ、と残した。

Friskは疲れからか直ぐ寝てしまったが、私は目が冴えていた。

「……Chara」
「君の言いたいことはわかるよ、Friskの事だろう?」

部屋の端に座り、ベッドで気持ち良く眠るFriskを見る。MARCYのみ選択してきた様子を見ると、これからも殺す事は、"LOVE"を求めることはしないだろう。

「Friskは信用しても良いと思うよ」
「本当に?」
「いざとなればAが止めれば善いし」
「まぁ、元々その決意は抱いていたけど……」
「じゃあ問題はないじゃんか」

私が気にし過ぎなだけなのだろうか?
それよりToriママの所に行こうよ、というCharaの誘いに乗り、私は部屋を出た。

✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽

暖かい暖炉がある部屋には、Torielは居なかった。
代わりその奥からパイの良い匂いがして、私はキッチンへと足を運んだ。

「あら、もう起きちゃったのかしら?」
「ん……Friskはまだ寝てるけど……。
それ、美味しそう」
「バタースコッチシナモンパイよ。今からあなた達の部屋に持っていこうとしたけれど……あなたの分は、ここに置いておくわね」

そう言って、二つあるうちの一つを持ち、TorielはFriskが寝ている部屋へと消えていった。

「……Torielのパイ、美味しいことはもう知っているんだよね……」
「ねえA、見て!僕の好物だ!」

パイの匂いを楽しんでいると、冷蔵庫の扉を開けたCharaが嬉しそうに声を上げた。
そういや私はCharaの好物を知らない。何が有るのだろうかと冷蔵庫を覗くと、チョコレートが置いてあった。

「チョコレート、好きなの?」
「大好きだよ!……Torielママが今も取っておいてくれてたのは以外だったけど」

チョコレートを口に運ぶChara。
……あなた、透けてるのにそういう事は出来るのね。

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ぅょ - 大好きです。小説周回しています。 (2023年4月28日 22時) (レス) @page17 id: e3a90b7686 (このIDを非表示/違反報告)
Ryao - もしかして、更新停止てすか? (2020年12月15日 22時) (レス) id: 334e897076 (このIDを非表示/違反報告)
メル - うー!続きが気になる……(個人の意見) (2020年9月12日 20時) (レス) id: 38b2452a14 (このIDを非表示/違反報告)
ととこ - おもしろすぎます! (2020年5月21日 19時) (レス) id: 8c76124d05 (このIDを非表示/違反報告)
Noelle(プロフ) - エユ(このみ☆)さん» わ!最近全然更新出来ずに申し訳ございません...;;;励みです!笑コメントありがとうございました! (2019年4月1日 2時) (レス) id: b4a5d1b4bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Noelle | 作者ホームページ:http://*  
作成日時:2018年12月23日 12時

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