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Ruins.2 ページ3

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「君の名前は……確か、A…だったっけ。
今回は、誰も殺しちゃ駄目だからね」
「……」

忠告を聞きながら私は疑問を抱いた。
Floweyの前に居るあの人間は誰だ?
Charaを呼ぼうと思ったが、色々な誤解を招きそうなので辞めておいた。

Floweyが忠告し、私が黙ってから直ぐ。
小さい炎によって、Floweyが攻撃された。

「何て恐ろしい魔物なんでしょう。罪のない、か弱い子供を二人も傷付けるなんて……」

攻撃したのは言うまでもない、此処Ruinsを管理するモンスター、Torielだった。

✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽

Torielが先に行ってしまい、私と人間の子はRuinsに残された。
家に行く為には、パズルを解かなければならない。
「二人で協力してね」とTorielは言ったが、私は未だにこの状況が理解出来ていないのだ。

これはもしかして、バグ、か?

「ねぇ、君、名前は?」

目を閉ざした、ほぼ無表情に近い人間に突然話しかけられ、大袈裟に肩が跳ねる。
鳴呼もう、前の時間軸の私はこれ如きでビビるような人ではなかったのに。

「……A。貴方は?」
「僕はFrisk。……同じ穴に落ちちゃう人間が二人も居るなんてね」

へへ、と恥ずかしそうに笑うFrisk。
彼を信用しても大丈夫なのか?
私は『誰も殺さない』ルートを歩みにここまで戻ってきたんだ。それを邪魔されるかもしれないなんて、たまったものではない。

「Aはここのパズル難しくないの?
スラスラ解いちゃうよね……僕が頭悪いのかな」
「Torielは目印を付けてくれてるんだよ。それ見ちゃえば簡単だって」
「え!素直に落ち込んでた僕が馬鹿みたい……」

途中Ruinsで遭遇するモンスターは変わらず居た。
その全てと、私はソウルレスだから戦う事が出来なかったが、Friskは戦闘が出来た。

前の時間軸……そうだな、"Genocide"とでも称しておこうか。その「Gルート」では、ここRuinsで遭遇するモンスターも全て虐殺してきたが、それをしてはいけないと私は『決意』している。

だから、Friskがモンスターに対して暴力的な何かを起こすのならば、私が全力で止めようと思った。
……そう、強く、決めたのだが。

「モンスターと話すのって、楽しいね」

Friskは全てのモンスターとお喋りしてから、何の危害も加えずに、『MERCY(見逃す)』を選択していた。

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ぅょ - 大好きです。小説周回しています。 (2023年4月28日 22時) (レス) @page17 id: e3a90b7686 (このIDを非表示/違反報告)
Ryao - もしかして、更新停止てすか? (2020年12月15日 22時) (レス) id: 334e897076 (このIDを非表示/違反報告)
メル - うー!続きが気になる……(個人の意見) (2020年9月12日 20時) (レス) id: 38b2452a14 (このIDを非表示/違反報告)
ととこ - おもしろすぎます! (2020年5月21日 19時) (レス) id: 8c76124d05 (このIDを非表示/違反報告)
Noelle(プロフ) - エユ(このみ☆)さん» わ!最近全然更新出来ずに申し訳ございません...;;;励みです!笑コメントありがとうございました! (2019年4月1日 2時) (レス) id: b4a5d1b4bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Noelle | 作者ホームページ:http://*  
作成日時:2018年12月23日 12時

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