優等生 ページ31
〜カカシside〜
サスケ、サクラ、ナルトはほっとした表情になったがAは依然険しい顔をしたままだった。
鈴を取れた者は誰一人としていないのに合格なはずがないだろうが…やっぱまだまだあまちゃんだな。
「四人とも、忍者を辞めろ。」
本当はAだけでも合格にするべきなのかも知れない。仲間に協力を求める奴は過去にもいたが実力が伴ってなかった。だがこいつは違う。
「どいつもこいつも忍者になる資格のねぇガキってことだよ。」
その言葉にキレたサスケがこっちに向って走って来た。
だからガキだっつってんだろーが。
サスケを取り押さえようと用意していたが、結局それに及ぶ必要はなかった。
カキンとクナイとクナイが激しくぶつかり合う音がして、Aが綺麗な髪を揺らして立ちはだかる。
サスケとAはまるで延々と続いていく合わせ鏡のように向かい合って、見つめ合っているように見えた。
俺は全身が震える様な感じに襲われた。
…又だ。
Aが使うチャクラが持つ莫大な気に圧倒されているのかもしれない。
サスケからも似たようなものを感じるが少し違う。
恐らく、これはAも血継限界ということだ。
調べとく必要がありそうだな。
「お前ら忍者なめてんのか、あ!?何の為に班ごとのチームに分けて演習やってると思ってる。」
「え?!どーゆーこと?」
サクラが首を傾げた。
「お前らはこの試験の答えをまるで理解していない」
「答え...?」
そう不思議そうな顔のナルトに、Aが歩み寄った。
「そうだ、この試験の合否を判断する答えだ。A、惜しかったな。」
そこではっと目を上げたAが一言零す。
「チームワーク…?答えはチームワークだ…!」
得意気に笑うAさすが優等生って言ったところだろうか。
「その通り。…お前ら!最後にもう一度だけチャンスをやる、ただし昼からはもっと過酷な鈴取り合戦だ! 挑戦したい奴だけ弁当を食え、ただしナルトには食わせるな。」
ナルトに弁当をやるかやらないか…。これが最後のチャンスだ。
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Caesar(プロフ) - マスラさん» コメントありがとうございます!なかなか更新出来ないのですが応援してくださる方がいると思うととても嬉しいです! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とても面白いです!続き楽しみにしています。お忙しいとわ思いますが、更新頑張ってください!(*^_^*) (2018年11月6日 16時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - ありがとうございます!!学生なのであれこれ大変ですが更新がんばります! (2018年9月10日 7時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです!更新頑張って下さい! (2018年9月10日 3時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - 深雪さん» コメントありがとうございます!!この所旅行に行ってて更新出来ませんでした。すいません!!頑張って進めるようにしますね! (2018年8月18日 19時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:julius | 作成日時:2018年1月1日 1時