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53話 ページ8

東野said

樋口さんと共に中に入ってから傭兵からの銃弾に当たらないために僕と樋口さんは別々の柱に隠れた。銃弾に当たらない様にしながら撃っていると樋口さんは気づいてないであろう傭兵が死体の背後から樋口さんに向って撃った。その銃弾は樋口さんの右腿を貫通した。僕はすぐにそいつを撃って樋口さんの元へ向かおうとした。だけど樋口さんは相手の銃弾も構わずに姿を現して銃を乱射した。

樋(私が────この仕事を辞めなかったのは)

だけど樋口さんは銃を撃ち落とされてもう諦めた様な目をしていた。けど、樋口さんを殺ろうとしていた傭兵を僕は撃ち殺そうとした。僕の横を通った銃弾をみて後ろを振り返るとけど黒蜥蜴がいた。それは銃弾を撃ったのは僕の師匠で樋口さんの部下である立原師匠だった。



立「知らねぇ顔は全員殺せ!」




その掛け声と共に黒服は傭兵を撃ち殺して師匠は2丁拳銃を巧みに使って殺して行き、銀さんは素早く背後から首と胴を切り離して、広津さんは黒服の背後にいる傭兵を異能を使って殺していった。

広「若者の無茶は彼らの特権だ…大目に見給え…私も若い時分は大変なものだったよ」

東「そうなんですね、見て見たかったです…広津さんの若い頃…とても恰好いいんでしょうね?」

樋「黒蜥蜴!どうして」

広「貴女は我々の上司だ…上司の危機とあっては動かぬ訳にもいくまい」

その言葉に樋口さんは泣きそうだった。

立「ざっとこんなモンか」

師匠の言葉で辺りを見回すともう既に傭兵の死体で辺りは赤黒かった。




「う…」





その小さな声を聞いて樋口さんは足を引きずりながらその声の元までゆっくりと向かった。

樋「芥川先輩!明日香ちゃん!」

芥「…樋口か」

樋口さんはよろけながらもゆっくりと芥川さんの元まで歩いた。その隣にはまだ静かに目を閉じている明日香嬢がいた。


樋「先輩…血が」


樋口さんはポケットからハンカチを出して芥川さんの頬についている血を拭き取ろうとしていた。けど芥川さんがその手を握って制し芥川さんは他所を向いて一言謝った。


芥「…済まんな」


樋口さんはその言葉に涙を流していた。


樋「…仕事ですから」


僕と黒蜥蜴はそれを扉の向こうで聞いていた。






樋(組織を抜けるのは不可能ではない


それでも私がそうしなかったのは────)

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
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アミ - 更新頑張って下さい。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
きしも - 前の方のいう通り文ストではなくなっています コラボ設定にするか続編として題名を書き直して下さい  (2019年4月15日 20時) (レス) id: a0220cc930 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これもう文ストじゃないやん……刀剣乱舞じゃん色々と残念…… (2019年3月15日 8時) (レス) id: b84f9313ac (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 中也と夢主ちゃんは別れてしまうのですか? (2018年7月22日 11時) (レス) id: 654239532a (このIDを非表示/違反報告)
紅奈 - 続き気になります ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい (2018年5月15日 14時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:太宰中也 | 作成日時:2017年11月3日 3時

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