ポートマフィア幹部補佐は元探偵 SECOND

48話 ページ3

芥川said

僕は人虎に殴り飛ばされ血を吐いた。明日香は泣きそうな顔をしながら僕の元まで走りよってきた。

(能力発動が遅い！敵は君が起きるのを待ったりしない、立て！異能で反撃しろ！)

(うわぁぁぁあ)

(その程度ではマフィアで生き残れないぞ！それとも…貧民街の野良犬に戻りたいか！─よし、もう1度だ)

僕は背後から羅生門で人虎を刺した。

芥｢何故だ、何故貴様なのだ｣

僕は羅生門を腕に纏い人虎を殴った。

芥｢貴様の異能は所詮、身に付けて幾許も無い付け焼き刃…欠缺ばかりで戦術の見通しも甘い…だのに…何故貴様なのだ！｣

(私の新しい部下は君や明日香ちゃんよりよっぽど優秀だよ)

芥｢云わせぬ…あの人にあのような言葉二度と云わせぬ！羅生門…彼岸桜！｣

僕は羅生門で人虎を宙に持ち上げ無数の棘を人虎に刺して僕は終わった。

『龍兄』

芥｢明日香｣

『龍兄は頑張ってる、強くなってる…あの人が認めなくても僕や首領、中也に姐さん達は認めてるから』

芥｢帰るか｣

敦｢待…て…どうして…どうしてお前らはそんなに強いのに、どうして…彼女を利用したんだ｣

人虎は攻撃が入ったにも関わらずゆっくりとまだ立ち上がっていた。

『夜叉白雪は殺戮の異能…他者を殺す時のみ泉さんは強者です、人を殺さなければ無価値です…利用ではありません…価値を与えているのです…生きる為の価値を』

敦｢それだ…誰かに生きる価値が有るか無いかをお前らが判断するな｣

『あの人達は僕に生きる価値などないと言った…あの人達と同じようにしただけだ！』

明日香は羅生門で人虎を刺した。だが、人虎は刺さった羅生門を掴んだ。そして羅生門を自身の方へ引っ張り明日香は抵抗できずにそのまま引っ張られた。

敦｢人は誰かに生きていていいよと云われなくちゃ生きていけないんだ！どうしてそんな簡単なことが判らないんだ！｣

明日香は人虎に殴られそうになっていたが寸前で避け羅生門で反撃した。だが、虎化された腕で羅生門を裂いた。そして虎の超再生で傷を治してまたも襲い掛かってきた。明日香と僕は羅生門で宙に浮いた。

芥｢羅生門、早蕨！｣

僕達はそのまま睨み合っていると人虎は自力で羅生門から抜け出して羅生門を足場にして僕達の方へ飛びだした。

『羅生門…獄門顎』

人虎はそのまま落ちて行った。だが、僕に虎の尾を巻き付けて僕を引っ張った。そして、人虎が殴ってきたが空間断絶で防御したが人虎の力が強く空間断絶が破れた。

『龍兄！』

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