47話 ページ2
中島said
芥「今と成っては奇異なる事だが、貴様とは孰れこう成る気がしていた」
僕は近くの壁に鏡花ちゃんをもたれかかせて芥川と夜桜に向き合った。
敦「懸賞金を取りっぱぐれるぞ」
芥「気にするな、最早貴様を生かして渡す気など無い…離れていろ、夜桜」
『龍、無理しないで』
芥「わかっている、そんな顔をするな」
芥川は夜桜の頭を撫でて少しだけ後ろにひかせた。
敦「お前らは許せない」
芥「僕とて同じこと」
『僕も貴方が許せません』
その言葉を聞いて爆発音を合図に芥川に向かって殴りかかった。だが、芥川は羅生門で防ぎそのまま攻撃してきた。僕はそれを避けて床鉄を剥ぎ芥川に向かって投げつけた。予想通りに芥川は羅生門で床鉄を切り裂いた。僕はその隙に横にまわり腕を白虎化させて殴った。
芥「無益」
だが、それは前に銃弾を止めた空間の断裂によって攻撃は止められた。その隙に僕は羅生門によって両腕を固定され宙に浮かされた。
芥「その程度か人虎…嬲る趣味はない、一撃で首を落として遣ろう…呪うなら己が惰弱さを呪え、貴様は探偵社と云う武装組織に属した故に自らも強いと錯覚しただけの弱者、その探偵社へも偶然と幸運で属しただけ」
敦「今日は随分とよく喋るな」
芥「無口だと申告した憶えは無いが」
敦「お前の云う通り僕は弱い…けどひとつだけ長所がある」
芥「何だ」
敦「お前を倒せる」
僕はその言葉と共に虎化を解いて羅生門の拘束から抜け出した。着地する前に羅生門の攻撃が来たが寸前で避けて思いっ切り着地してすぐに両腕両足を虎化し芥川に襲い掛かった。だが、芥川はそれを空間断絶で受け止めた。僕はそれを気にせずに殴り続けた。殴り続けていると芥川は断絶をやめて普通に避けた。僕は空間を削る防御には発動時間が掛かると考えこのままスピードで押し込むと決めると芥川は羅生門によって宙へとあがった。
芥「餓鬼の殴り合いには付き合えぬ…悪いが此処から貴様の奮闘を鑑賞させて貰う」
芥川は宙に浮いたまま羅生門で攻撃してきた。僕は走って避けたが羅生門によって肋の骨を折られ壁まで飛ばされた。そしてそのまま爆発に巻き込まれた。
『龍…終わった?』
芥「あぁ…完全に歿するまで5分も無い…船艙の脱出艇を動かさねば」
『帰ろう?姐さんや銀姉達が待ってる』
芥「そうだな」
僕は爆発の破片に乗り芥川の所まで跳躍して芥川を殴り飛ばした。夜桜は慌てて芥川の元まで走って行った。
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アミ - 更新頑張って下さい。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
きしも - 前の方のいう通り文ストではなくなっています コラボ設定にするか続編として題名を書き直して下さい (2019年4月15日 20時) (レス) id: a0220cc930 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これもう文ストじゃないやん……刀剣乱舞じゃん色々と残念…… (2019年3月15日 8時) (レス) id: b84f9313ac (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 中也と夢主ちゃんは別れてしまうのですか? (2018年7月22日 11時) (レス) id: 654239532a (このIDを非表示/違反報告)
紅奈 - 続き気になります ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい (2018年5月15日 14時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰中也 | 作成日時:2017年11月3日 3時