49話 ページ4
貴方said
龍兄の空間断絶が人虎に破られて僕は咄嗟に龍兄の前に出て人虎を背に龍兄を抱きしめた。それでも人虎は手加減無く何度も何度も殴りかかった。そして、僕は龍兄を抱き締めたまま海へと殴り飛ばされた。意識を失う時見えたのは龍兄の悔しそうで泣きそうな顔だった。
(ごめんなさい…そんな顔しない…僕はそんな顔させたいわけじゃないのに…龍兄…僕は平気だよ…大丈夫だよ)
そう伝えたいのに声が出なかった。
そして、僕はそのまま意識を手放した。
「…時間だ…島国の田舎マフィアめ、約束の時間も守れないとはとんだはんちくだな!…聞こえたか?懸賞金作戦は失敗、どうしたものだか」
「どうぞお好きに…わたくし達が手袋を汚す程の相手ではありませんもの」
「すべて予想通りです、いずれにしてもぼくたちは勝手にやらせてもらいますよ…神と悪霊の右手が示す通りに」
「ご機嫌よう」
「…ではまた」
「ち…協調性のない貧乏人どもめ…まぁいい、二番手が利益に与れる道理はなにもない…[約定の地]は我ら〈組合〉が必ず頂く」
──樋口said──
部下から芥川先輩と夜桜様が乗り込んだ船が爆発したと報告された時、私は報告書を投げ出しすぐに小型船に乗って爆発した場所まで2人を探しに出た。爆発した場所まで行くと船の破片が辺り一面に飛び散っていてまだ少しだけ原型を留めていた船からは煙があがっていた。辺りを見回すと夜桜様が芥川先輩を守るように抱きしめた。
樋「芥川先輩!夜桜様!」
私は上着を脱ぎ捨てて海へと飛び込み芥川先輩と夜桜様を船に引き上げてすぐにポートマフィアへと帰った。
樋「すぐに芥川先輩と夜桜様を医務室へ!ゆっくり素早く運べ!医者には連絡したか!?」
「はい!」
そして、芥川先輩と夜桜様を医務室に運ぶと既に白衣を着た首領が居た。2人の姿を見た首領はすぐに治療を開始した。私は部屋から出て扉の前で待っていた。待っている間私は不安で仕方がなかった。1分が1時間に、とても長く感じた。首領が出て来たのは既に数時間たったあとだった。私はそのまま首領室に呼ばれ首領の後ろをついて行った。
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アミ - 更新頑張って下さい。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
きしも - 前の方のいう通り文ストではなくなっています コラボ設定にするか続編として題名を書き直して下さい (2019年4月15日 20時) (レス) id: a0220cc930 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これもう文ストじゃないやん……刀剣乱舞じゃん色々と残念…… (2019年3月15日 8時) (レス) id: b84f9313ac (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 中也と夢主ちゃんは別れてしまうのですか? (2018年7月22日 11時) (レス) id: 654239532a (このIDを非表示/違反報告)
紅奈 - 続き気になります ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい (2018年5月15日 14時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰中也 | 作成日時:2017年11月3日 3時