暗闇恐怖症 ページ13
「ああ、恐怖症？……それって今も続いているの？」
「だいぶ良くなってると思うけど……最近はわからないかな」
人をバカにしたような顔に強い印象を抱くことができる彼だが、今だけは全く違う……本当に苦しそうな顔をしていた。
その苦しそうな顔を持ちながら、よろめきを抑えずにカレンの元へ倒れ混んでしまった。
「ごめんね、思い出すだけでも怖くなっちゃって……」
「レイちゃん……」
どこか、クレアはレイと自分とを重ね始めていた。モデルの夢に破れた、何かにハンデを追っている、そして異世界の領域を越えた……今、共にいることが何よりの証拠だった。
だからこそ、このタイミングでだけはクレアは毒を吐くことができなくなる。どこか、自分にも感情が移ってしまうことがある……と、そう思っているのだった。
「目を瞑るんだ。それに、ニャルはしっかりライトを持ってくれている。
それでも怖くなったら、私が背中でも擦ってやるよ」
クレアは、自分でも『らしくない事を言った』と思っていた。自分のキャラに限って、そんなことを言うのは似合わないのだと自覚していたから。
だが、不思議とその発言を『嘘』として遮断する気にもならないのだった。
「……本当に大丈夫なんだよね？」
「ああ、仲間がいるんだろ？信じてやれよ」
レイたちの側では、皆がレイに優しく視線を送っている。
そうして、彼の覚悟は決まった。
クレアたちは、静かに巨大都市に別れを告げたのだった。
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カレン - ありがとうございます､あんなクソ作品見ていただいてありがとうございます(二回目) (2018年9月29日 20時) (
レス) id: 54cd55ba5b (このIDを非表示/違反報告)
デ・ロイテル(プロフ) - カレンさん» カレンさんお久しぶりです。カレンさん良かったです(ごいりょく) (2018年9月26日 0時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
カレン - おっと作家名のままだった､失礼 (2018年9月25日 18時) (レス) id: 54cd55ba5b (このIDを非表示/違反報告)
キリサメさん - カレンは圧倒的裏ボス的なイメージで考えたキャラなので､能力考えるのにかなり時間が... (2018年9月25日 18時) (レス) id: 54cd55ba5b (このIDを非表示/違反報告)
Olivie(オリヴィエ)(プロフ) - カレンさん» 良かった〜、間違ってたらどうしようかと思ってたんだ！ネーミングから参考にさせていただきますた。 (2018年9月24日 22時) (レス) id: 26b767d003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Olivie x他1人 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/olivie_with_Riv
作成日時：2018年9月23日 0時
