あなた達は私の正体を知らない【歌い手】【まふまふ】

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父/母「……っふ、あははははは！！！！」





突然笑い出した両親







あ「なにが、なにがおかしいの？！

そこから早くどけてって言ってるんです」






父「お前はどこまでもバカだな。それで脅してるつもりなのか？」


母「別にいいわよ？私たちを傷つけたって。そのかわり、あなたは捕まってしまうんだから。」


あ「それだと、あなた達が困るんじゃないの？」


父「ああ、確かにそうかもな…。

だったらこう言うよ。『あの男の子達にやられました』ってな。」



あ「なっ……！」



なんだと？




まふ達のせいにするっていうの？



そんなのできない





どうしよう、どうすれば、







ならいっそ本当に、




いなくなってしまおうか。





この、くだらない世界から。





覚悟を決めてナイフを当てようとしたとき、







父/母「………っ？！」









あ「……？！」









いきなり目の前の両親が倒れた







ま「こっち！！！！！！！」







まふに手を引かれて







あいつらと走り出した









父「警官さん！！あいつらを追ってください！」







後ろ手に父の悲鳴に近い叫び声を聞きながら









全力で、でも泣きそうになりながら






みんなと逃げ出した







追いつかれなくなるどこかまで

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