カラオケかゲーセンか ページ42
「ねえねえ、Aちゃん！
一緒に帰ろう？」
「流弥！一緒に帰ろうぜ！」
「あ、ごめんね。今日用事あるから…」
「そっかー。じゃあ、また明日！」
「うん、また明日」
流弥も同じようにして、帰りの支度をする。
ガラッ
「Aー！一緒に帰ろー！」
「A様！迎えに行きましょう！」
「おー。行くか」
「行こう行こう！」
二人が来たので一緒に帰る。
まずは真昼の通ってる高校か。
「A様の制服姿最高です！」
「あはは、衣玖乃ちゃんの方が可愛いよ」
「ありがたきお言葉！」
校門前で四人で待つ。
時々きゃー、わー、言われてる。
「ちょ、あの人カッコよくない？」
「あの子可愛くね？」
聞こえてるよー。
「AA！可愛いって言われた！」
「よかったな」
「Aー！お待たせ！」
「おー、並柳」
「真昼君も来るって！それと、お友達も！」
「初日からか。ゆう迎えに行って帰るね」
「帰らないで！」
先に並柳が来て、遠くに真昼達がいる。
ぐぐぐぐ…とお腹に音葉がいる。
「結構のり気だったじゃん！なんでや！」
「友達来るなんて知らねえし！」
「スカートめくるぞ！」
「やめろ！」
何故スカートめくる！？
「離せ！ゲームしたいんだよ！」
「大人数でカラオケいいじゃん！
ぼっちだった私達の夢だよ！？」
「私の夢はニートだ！」
ニートか獣医。
楽に将来生きたい。
「「ゲーセン行きたい！」」
「「唐突だね君達！」」
並柳とハモって、音葉と流弥がハモった。
「A様〜♪」
「前から抱きつくな！離せ！
つか胸当たってるから！」
むにむにしてる！って何やってんだ私！
「よし、並柳。ゲーセン行って帰るか」
「いいね！カラオケよりゲーセン！」
「「というわけで帰ります！」」
「ハモるな！」
無理やり引き剥がして、同盟組む。
カラオケよりゲーセン！
「リズムゲームやろうか。
負けた方が勝った方になんか奢る」
「いいね！絶対負けないよ！」
「そこ！勝手にゲーセンの話しない！」
「あー、カラオケ行けばいいんだろ？
誰払うんだ？」
「「「それはAでしょ」」」
「ハモるな！ちっ、あとでなんか奢れよ！」
「ありがとう！」
ってか何故私が払うことに。
「…後で交渉材料にしても構わないと？」
「すみませんやっぱ私が払います」
「よろしい」
訳…後で脅されても構わないか？
というわけだよ。
結果。音葉が払ってくれます。
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作者名：リリムゥ | 作成日時：2018年1月26日 18時
