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私と ページ30

「あっ、ごめん。

アニメとり忘れたから帰るね。お先」

「A様は私とアニメどっちが好きなんですか!?」

「アニメ」

「私とアニメは?」

「……音葉」

「今の間は何!?」


ごめん、ちょっと、いやかなり迷った。


「というわけで先帰ります」

「待ってくださいA様」

「なんだよ、早く見たいんだけど」

「それ嘘ですよね?」


…うっわ、この子かなり鋭いな。

こんなはやくにバレるとは思わなかった。


「…うん、そうだね。嘘だよ」

「なんで嘘ついたんですか」

「今日はね、早く帰りたいんだ」

「なんでですか?」


…なんで、か…。


「…理由なんてないよ。

あるだろ?なんとなーく家に早く帰りたい、帰りたくない。

そんな感じの」

「…そうですか、ではまた明日!」

「はいよ、また明日」


適当に手を振って部屋を出る。


「あ、すみません。

今までの会計していいですか?

お釣りいらないので。ごちそうさまでした」


多めに出して、店を後にする。


…家に着いた。

部屋着に着替え、日記を書く。

ベッドに横になり、眠りについた。



…翌日…


物が壊れたりする音で目が覚めた。

目覚ましの音じゃない。こんな音しない。

…察した。音葉か。女の子の日か。

…家来てもらおう。


A音葉が緊急事態。至急来てください


…よし、待とう。

今は…お昼頃か。

よし、しばらく部屋から出ない。

部屋から出てリビング行ったら巻き添え食らう。

はっ、久しぶりにゲームできる…!

ゲーム機の電源を入れ、ゲームをする。


…至福…。


ピンポーンッ

ガチャッ


「もー!なんだよー!うるさいなー!」


はい、こめんなさい。お疲れ。頑張ってね。

あとは頼んだ。

ドアの鍵はもうかけてある。

そして部屋の中に食料、飲料は十分にある。

…あれ、もうこれ暮らしてける…。


コンコンっ


「ドア開けろぉ…」

「はいはーい」


ドアを開けると、一気に数人が入ってきた。

流弥、宓、ゆう、衣玖乃、真昼、クロ。

大人数だね。


「おー、どうしたんだ?」

「なんですかあれ!」

「あー、女の子の日だろうね。

しばらくあんな感じだから」

「A様、止めてきてくださいよ!」

「…ジャンケンで負けた人でよくね?」


というわけでジャンケン。


…結果…


「…何でこういう時弱いのかなー」

「頑張ってくださいA様!」


私が負けました。しかも一人負け。

なんでや。

まあいいや。行こう。

立場逆転→←プライベートォ…



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作者名:リリムゥ | 作成日時:2018年1月26日 18時

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