ああああああッ! ページ2
「…さて、まだまだあるぞ。
もう本当に口の中に俺の」
「やめろおおおおおおッ!」
「うっわあ、ねえわぁ…うっわあ…」
「ガチの方で引くなよAッ!」
「…え、何でAの名前知って…」
あれ、話してなかったかな。
「…元同級生君と私と音葉は元々中学と高校の同級生。
もっとも、高校に入ってからはいじめ主犯の奴らに圧かけられて話したことねえけどな」
「…そうなんですよね、はい」
「んで、返事は。
今なら私の仲間になれば命だけは助けてやる」
「それでお願いします」
「即答!?」
ガチャンッ、バタバタバタ…
ガチャッゴンッ
「へぶっ」
「大丈夫!?って誰!?あ、敵か!」
音葉の開けたドアが見事に元同級生君の頭にクリーンヒット。
「待て待て、此奴は敵じゃない。
普通に顔良く見てみろ」
「ん〜?…あっ、
はい、わかったっぽいね。
じゃ、話進めようか。
「…じゃあ情報吐いてもらおうか、宓君」
「えーっと…なんか俺睨まれてねー…?」
「知らないな」
「…まあ、いいか。えっと___」
…興味深い話が聞けたな。
まとめると、こう。
・私と音葉のいたクラスの奴らと担任が何故かわからないがこの世界にトリップ。
・其奴らは天使という、悪魔と対になる種族になった。まあ、数はかなり少ないらしい。
・其奴らは、私と音葉を倒すべくなんか頑張ってるらしい。
…なるほど。
「…面倒くせえなあああ!もー!」
「だ、大丈夫か?」
「…いや、大丈夫っちゃ、大丈夫。
…仮にも彼奴ら超名門校の生徒だしなあ…。
不意打ちされて死にそう」
「大丈夫じゃね?」
「そんな軽い調子で言うなよ宓…」
なんでこんなにも面倒なのだろうか。
…世界が悪い、はい終了。
「…取り敢えず、天使の生態についてやるか」
「は?やるって何を…」
「え、簡単だよっ!」
「「一回死んでみよっか」」
「…待って待って待ってそれ間違えたら俺そのまま生きかえんないヤツうううう!」
「よし、音葉よろしく!」
「はーいっ!」
宓は音葉に引き摺られて音葉の部屋に連れて行かれた。
「あああああ…待ってそのでっかい刃物は何かな!?
ちょちょちょ、笑顔が怖い笑顔こんなに怖いと思ったの初めてだあああああ!」
時折悲鳴が聞こえながらも数十分経った。
二人が部屋から出てきた。
一人は今にも死にそうな顔してるけど。
「楽しかった!」
「…一回死んだ…」
お疲れ。
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作者名:リリムゥ | 作成日時:2018年1月26日 18時