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#26 ページ31

「いらっしゃいませー」


店員さんの声が響く。あまりお客さんもあまり

おらず、数人のカップルがいるくらい。



「どこでもええですよ」


そう言われ、小瀧はズカズカと奥に入ってく。



「あー、小瀧。泣く気まんまんやんけ」


「っ、うるせー、」



今でも、泣きそうになってるやん。


すごく奥へ進み、急に抱きしめてきた。




「っ、ちょっと、苦しいねん、けど…」



「か、楓…っ、」


泣きながら、彼女の名前を口に出す。

嬉しいはずなのに、嬉しくない。



「離れんで…っ」



私を強く抱きしめる。やめて、楓ちゃんじゃないんだから、私だよ。



「嫌や…っ、A。助けて」



「小瀧、?」


「うっ、助けて」



きっとこれから甘えたくなる。小瀧が。


それを受け入れる。だって、最後だもん。


小瀧と隣に並びたい。



「うん、助けてあげる」



「楓がな、りゅーせーとちゅーしてた」




え、誰だ。りゅーせーとは。


「うん、一旦座ろーな」



手を繋ぐと、きゅっ、と強く握り返された。

あぁ、甘々小瀧くんになったではないか。



「のん、浮気されたんかな」



甘々になると自分のことをのんって呼ぶ。


そん時は、小瀧、じゃなくてのんちゃんって

呼ばんと怒ってまう。




「んー、なにしたい?のんちゃん」


「のんもちゅーしてええかな、?」



コテンと首を横にひねる。あぁ、可愛い。



「楓ちゃんと?」


「ううん、ちゃう」


「まさか、りゅーせーと?」


「ううん、ちゃう」



誰だよ。と思っていた、その時。



「Aと」



急に男らしくなったのんちゃん、じゃなくて

小瀧がいた。

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設定タグ:ジャニーズWEST , 小瀧望 , 神山智洋   
作品ジャンル:恋愛
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☆希望☆ - hillさん» うん、しげちゃんカラーになったら、感謝感激やな!そうなれば嬉しいけど、そこまで焦ってない!絶対に、って思ってないんよな。読んでくれてる人が楽しい、とか泣けた、とかいい評価で思ってくれてればいいなぁ、って思ってる。アホやな、こんなコメント (2017年8月25日 22時) (レス) id: 50b109156b (このIDを非表示/違反報告)
hill(プロフ) - ☆希望☆さん» これからも応援してる!頑張れ!目指せしげちゃんカラーやね! (2017年8月25日 22時) (レス) id: e34b7da988 (このIDを非表示/違反報告)
☆希望☆ - hillさん» へっへーん、っていいたいところやけど、嬉しい!初投稿なのに!うぅー涙ありがたいーっ、天才じゃないんだよー、みんなが応援してくれたからや〜っ、涙でそうになったもん!みんなよおかげやなぁ (2017年8月25日 21時) (レス) id: 50b109156b (このIDを非表示/違反報告)
hill(プロフ) - すげぇ〜初作品にランキングついてるやん天才やな (2017年8月25日 21時) (レス) id: e34b7da988 (このIDを非表示/違反報告)
☆希望☆ - あきさん» コメント、ありがとうございます!最後消えた時にやっと好きだったことに気がつくところは自分でもよく書けたなぁ、って思いました感動してもらって嬉しいです!ありがとうございます!新作も病系なのですが苦手じゃなかったら読んでください。 (2017年8月25日 7時) (レス) id: 50b109156b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:☆希望☆ | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年8月6日 0時

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