お泊り会 ページ7
夕飯も食べ終わり、一人ずつお風呂にも入り、あとは寝るだけとなった
寝るのなんか気にせず私達は会話に夢中になっていた
「それでですね…」
「…そろそろ寝る時間だな、よし、皆もう寝るぞ！」
「え〜………拙者…まだ起きていたいでござる…」
「明日は学校だ！ほら寝るぞ！」
「……眠くないです…」
「A〜、なら…これをのんでください〜」
深海先輩が差し出したのはマグカップにホットミルクが入ったものだった
「…深海先輩が作ってくれたんですか？」
「はい♪ぐっすり眠れると思いますよ…♪」
「じゃあ、いただきます……」
ほんのりと蜂蜜の香りがして、美味しい。
丁度いい熱さだった
それに…何かほんのりべつの甘い香りがしたような…？
どこかで嗅いだことのある匂いなような気がした
「おいしいですか…？」
「…美味しいです、これ、何か隠し味いれてますか？」
「…く…りい…………て…い…た……？」
「深海先輩…？」
「ふふ…なんでもないですよ」
あれ…？だんだん深海先輩がぼやけて見えるな…
瞼が重くなり、最後に深海先輩が何かをボヤいてたような気がした
「……いいゆめをみてくださいね…？おやすみなさい」
そこで私の頭はシャットダウンした。
「深海先輩、あの中に何いれたんすか？」
「ふふ…Aさんはまえにかんきんされてたみたいですから…そのときのかれしさんがつかった『薬』とおなじものをちょちょいといれました…」
「へぇ……そんなもの、どこで手に入れたのか知りたいっすね」
「それより………正義が活躍する時間だ、高峯あれはあったか？」
「あぁ…これですか？普通にバックについてましたよ？」
「おお！さすがだ！！じゃあこれは俺が責任持って行ってくるな！」
千秋先輩が持っていたのは、私がいつも使っているマスコットつきの鍵だった。
その鍵を使って千秋先輩は、もう一つ鍵を作ろうとしていたのだ
「仙石、夜でもやってるお店はあったか？」
「あったてござる！先程、隊長のスマホに送っておいたでござる！」
「ありがとう！！それじゃ、行ってくるな！……後の事は任せたぞ？」
「了解しました…♪」
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作者名：kuru | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/member.php?id=28500020
作成日時：2018年12月1日 19時
