番外編 HAPPYEND４ ページ41
「っ……！！」
逃げろ
私の頭の中で警戒のベルが鳴った
多分、この人になら、何を言っても…通じない
私は花野さんの手を強引に掴み、そのままドアを開けて逃げ出した
「ハハハ…っ！！鬼ごっこかい？随分可愛らしいじゃないか…いいよ、鬼ごっこ…楽しもうじゃないかぁ…♪ただし……容赦はしないよ？Rabbits、追いかけるんだ」
「了解だぜ〜！ダッシュだぜ〜！！！」
ハァハァと廊下に私と花野さんの息の荒い音が響いた
後ろからは足音が聞こえる
だが、そんなのを振り返ってる暇はない
余分な事を考えながら走っていると…
目の前が暗くなった
「見つけたぞい…♪お嬢ちゃん」
私の顔はきっと真っ青になったと思う
「っ…！零先輩………！！もしかして…………UNDEADも…………！！」
「そのまさかじゃい…はて…天祥院くんは教えなかったのじゃな？まぁ…よい…後ろからRabbitsの諸君が怖い顔して追いかけてきてたぞい…恐ろしいのぅ…さぁ…鬼ごっこは終わりじゃ、行くぞい♪」
「ああ？勝手に2人きりの世界にしてるんじゃねえぞ！！！俺達もいれろ！」
もう……駄目だ…
そう思ったとき
「いっ…………！！！！」
零先輩が私の腕を掴んでいたが、急に離れた
何がおきたのか、と思い零先輩を見ようとすると
「いって…！！！早く！」
「で、でも…花野さんが……！！「私の事はいいから……！！早く…！！」
私は背中を押されてそのまま走り出した
「…はっ…まさか、この俺様に逆らうなんて……悪い奴らじゃのぅ……覚悟は出来てるんだろうなぁ？」
「………」
「………アドニスくん、わんこ、今すぐこいつを生徒会室に連れてくぞ…あと、薫くんは追いかけるんじゃ…早く！！！」
「はいはい…」
後ろから…また足音が聞こえだした
ここから外に行くまではとてもじゃないけど遠い
どうしよう…
でも…きっと大丈夫…
彼らとの距離はまだあるのだから
私はそのまま階段へと向かった
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kuru(プロフ) - 吹雪 白さん» ありがとうございます！次のお話で番外編は終わりになると思います！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月1日 16時) (
レス) id: 8114fc1bd5 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 白(プロフ) - この小説好きです！ 夢主ちゃん頑張って！！元彼...信じてるよ (2018年12月1日 16時) (レス) id: abbecc26ba (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - ありがとうございます！ (2018年10月20日 13時) (レス) id: 2a58ecdffa (このIDを非表示/違反報告)
羅衣奈 - kuruさん» 了解しました！名前のことは、気にしなくても大丈夫ですよ！ (2018年10月20日 12時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - 羅衣奈さん» すみません！間違えました。ショト猫さんですね！ (2018年10月20日 11時) (レス) id: 2a58ecdffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kuru | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/member.php?id=28500020
作成日時：2018年9月15日 22時
