俺らが大好きな生徒会の人は、皇帝のものだった【あんスタ】

○ひなた ページ6

俺が、初めてAを見たのは


やっぱり、いじめられてた時


最初は俺もAがあまり好きじゃなかった






弱々しいから、嫌いだったんだよ






でも、この間のfineのパフォーマンスで
生徒会長さんの横で、楽しそうに踊るAを見てから..俺はAが好きになった






あんなに楽しそうに踊るのは、きっとAだけ









『ひなた君..』

今、俺の前で驚いてるAは
やっと、俺と仲良くなった








「探してたんだ！早く行こう！」


Aは最近、教室に来ない
俺はそれがすごい嫌だった
友くんだって、みんなだって待ってるのに..









だから、今日こそ連れていく







『けど』

「？なんかあるのか？A」


『...俺、教室はあんまり』

Aは、悲しそうな顔で俺に言った



「大丈夫だって！！俺がいるからさ」

俺が守ってあげるよ、A！









『...』



けどAは、困ったような顔で生徒会長さんを振り返った







生徒会長さんも、Aを見る


英智「...A、行きたくないなら、ちゃんと言いな」









『...』

俺に向き直ったAは、苦しそうな顔をしていた




A、そんなに俺じゃいや？




俺じゃ頼りない？



やっぱり、生徒会長さんがいいの？



でも、俺はAが大好きだから、ちゃんと守るよ？









ねぇ、A









一緒に行こうよ









「いや？」



『いやじゃ、ないけど...怖い』









そうか..そりゃ、怖いよね









Aを虐めてた奴らが、いっぱいいるんだもん









けどA、やっぱり俺は
Aと教室で勉強したいよ









「俺も居るぞ？友くんとか、」

『...でも』









けど、行きたくないとは、言わないんだ？A









『...英智さん』




ねぇ、どうして生徒会長さんに言うの？




英智「A、君はどうしたいの」

『俺は、行きたいけど..』

英智「それなら、行っておいで」

『でも、怖いです』

英智「僕がいないと怖い？...けど、僕は一年生じゃないから無理だよ」

「A、俺が居るって！行こうよ」

『...ひなた君』

「やっつけてやるからさ！」

ニッコリ笑うと、Aも少し笑った




『...うん、じゃあ、行く』

「！やった！！じゃあ早く行こう！」

嬉しすぎて、俺はAを引っ張って走る

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