双黒の相棒【文豪ストレイドッグス】 (ページ5)

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4 夢主side ページ5

中に入れば白衣に何処か怖い雰囲気を纏う男性。
医者にも見える。元は医者なのだろうか。

森「私がポートマフィアの首領の森鴎外だよ。中井Aさんだね。どうぞよろしく」

「…ほんとによろしくする気ありますか。私は中井です。父と母の事もご存知で私を呼んだのですか。」

森「あぁ。その上でだよ。一つ聞こう。君は悪と正義についてどう思う？」

「紙一重、といいますか。個人個人により、正義は違う。だからこそ正義も悪も存在しないかと。」

森「君はやはり頭がいい。大学入学後3ヶ月間の成績を見せてもらったよ。体育以外は全てＡ。極めて優秀だ。異能も殺戮に特化している。何より異能の無効化は強いものだ。そこでだよ。Aくん。ポートマフィアに君の意思で入らないかい？」

「私に何のメリットがありますか？」

森「面白いことを聞くね。メリットもデメリットもないよ。私は君が必要。それだけだ。」

…面白い。森さんはシビアにものを言う。

「いいですよ。その代わり私に大学卒業認定の資格を下さい。極端なことがない限り無駄な殺人は致しません。いいですか。」

森「いいだろう。中原くんの直轄部下になってくれるかい。彼に体術を教えてもらうのが一番いい。」

「あっさりと認めちゃったよ」

中原「まあ、それ程手前が必要なんだよ」

「そう。」

森「そろそろ警戒心を解いたらどうだね？Aくん。」

「直に解けますよ。言われなくても。
では、失礼致します。」

中原「失礼致します。」

森「あぁ、中原くん、Aちゃん部屋に泊めてあげてね。あと、太宰くんにも紹介しておいておくれよ。」

中原「はい。」
中原(あンの、青鯖に紹介とか気が狂うぜ。)

太宰…どこかで聞いたことのある名前だが、大して興味もない。
捨てておこう。