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太宰「何故、其処までして、Aを欲するのですか。」
森の命令で隠れて話を聞いていた太宰は森にこう、問うた。
森「中原くんにはもう言ってあるのだけれど。」
森は優しく笑った。
「彼女、どうも似ていて、放っておけなくてね」
そう、意味深に言葉を続けたのだった。
その頃、中原はAを自室に連れてきていた。
中原「此処で寝ていいぞ。風呂入ってこい。」
「ありがとう…」
中原「…手前の話は全部聞いてある。俺も、首領と同じ考えだ。手前の、味方だ。だから安心しろ。」
「…うん。」
そう言ってAは笑った。
部屋の外で自分が上がるのを誰か待っているのは久々だった。
「色々起こった日だった、な」
そう呟いてAは湯船に身を沈めた。
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作者名:テオ | 作成日時:2017年7月13日 15時