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二十二 ・ ページ23

「調査に行くんだよ…爆発を1番間近で見ていた人間に聞き込みに行く」




「爆発?」




「一週間前_僕達が経験した同じ爆発が起きていた、

場所も近い。先代の姿は目撃されなかった様だけど、

恐らく僕らが追っている同じ事件が原因だろう…その爆発の生存者に話を聞きに行く。」




太宰さんにしては真面目な説明だなぁ…




「生存者って事は…死人が出たのか?」




「嗚呼、君の嫌いなポートマフィアの一団だ__。」



『…!』



此処で蘭堂さんが噛んでくるのか〜…私はメモ帳をペラペラと捲る



万が一世界の流れを忘れてしまったら不味い…そこでメモをしておいた。




「生き残ったのは異能力者でね…君も既に会っている人物だよ。」



突如として爆発音がする________。



何度も見慣れた光景____。



『あらら…先を越されたかぁ…残念。』




「そんな事云っている場合かっ!」




即座に中也は飛び出した。



「『はぁ…』」



小さなため息が沈黙の空間にひびいた。




どうやら屋敷?の様な所は燃えているみたい。




三人の走る音と火のぱちぱちとした音だけがそのため息をかき消した。



「こりゃ聞き込みは無理そうだな…」



中也がそう云うとカチッと銃が向けられる___。




「両手を上げて此方を向きなさい。」



「おいおい…鴨が葱を背負ってなんとやらかぁ?聞き込みなんてだりぃと思ったんだよ…」



え?鴨が葱を背負ってトライタックル?



「口封じに来た犯人をぶっ飛ばして口を割らせる方がシンプルじゃないかぁ…」





「下がってろ…俺がボコってやる」




「はぁ…」




うーわっ…生の戦いが見れそ〜…けど危なそ、



私は敵に写真機を向ける。




「子供だ…」

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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月2日 17時

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