検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:17,465 hit

十八 ・ ページ19

気付けば私は血塗れの姿で立っていた。




あーあ…又包帯を巻かなきゃいけないな…嫌いなんだよなぁ…




<包帯嫌イナノハマダ治ラ無ノネ>




『うっさい…この馬鹿』



声の元を軽く小突いても殴れない。




私はそう云いながら一歩一歩刻む。




「大丈夫かえ?」





目の前には和服の女性・紅葉さんが居た。




『少し怪我しただけです…数日もすればすぐ治ります。』




彼奴は…?居ない…か…彼奴は何なんだ…




恐らく帰るのが遅かったから援護しに来たのだろう。




森さんは此処からミミックの存在を知ったとなれば私が話す必要が無い。







『帰りましょう…紅葉さん。』






私は紅葉さんの肩を借り、ゆっくりと歩いた。

十九 青の時代※イラスト有→←十七 ・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。