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十八 ・ ページ19
気付けば私は血塗れの姿で立っていた。
あーあ…又包帯を巻かなきゃいけないな…嫌いなんだよなぁ…
<包帯嫌イナノハマダ治ラ無ノネ>
『うっさい…この馬鹿』
声の元を軽く小突いても殴れない。
私はそう云いながら一歩一歩刻む。
「大丈夫かえ?」
目の前には和服の女性・紅葉さんが居た。
『少し怪我しただけです…数日もすればすぐ治ります。』
彼奴は…?居ない…か…彼奴は何なんだ…
恐らく帰るのが遅かったから援護しに来たのだろう。
森さんは此処からミミックの存在を知ったとなれば私が話す必要が無い。
『帰りましょう…紅葉さん。』
私は紅葉さんの肩を借り、ゆっくりと歩いた。
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月2日 17時