孤独な感覚。 ページ4
侑稀side
キンコーンカーンコーン…
先「ほら、さよならしたからさっさと教室から出なー。」
そう言い、担任は教室から去っていった。
「んんー!やっと学校終わったー!」
さぁて、早く家に帰って弥とゲームしよーっと!
あっ、その前に…
「おーい!侑介ー!」
侑「あ?なんだよ?」
鞄に荷物を詰め込んでる途中で侑介の手が止まり、顔をあげる。
「帰りにいつもの店の照り焼きハンバーガー買ってきてよね、もちろん侑介の奢りで。」
侑「はあ!?なんで俺が…」
「さっき侑介のせいで怒られたからその罰。じゃ、よろしく頼むねー。」
侑「ちょ、おい!」
手を振って侑介を置き去りにし、あたしは早く帰ってゲームがしたいがゆえにさっさと家に帰宅するのであった。
ちなみにいつもは絵麻ちゃんと帰っているのだが、今日は予定があるらしく1人で帰ることになっている。
いつもは侑介と一緒に登校&帰宅していたが、絵麻ちゃんがうちに来てから侑介とバトンタッチしたかのように侑介から絵麻ちゃんに代わった。
こんな可愛い子と一緒に登校&帰れるなんて幸せだよなぁ…
ふっw侑介ざまぁw
「……」
自分のマイペースで帰路に向かう。
…あれ、こんなに家遠かったっけ?
いつもは一緒に帰る時はずっと喋っていたらいつの間にか家に着いちゃう感じだったから、一緒に帰る相手がいないとこんなにも家が遠く感じる事に改めて身に染みた。
「……
なんか…
「寂しいな…」
誰もいない帰路で1人呟いた。
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水無月のぞみ - 何で名前変えられないんですか? (2021年9月22日 15時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこみるく | 作成日時:2019年8月19日 4時