[ブラコン]血が繋がっていても好きな気持ちは変わらない。 (ページ2)

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私の家族。ページ2

侑稀side

あたしの名前は朝日奈侑稀。

朝日奈家の長女…いや、今は次女？であり、侑介と双子の高校３年生。まぁ、いわゆるJKってやつかな。

私の家は大家族であり、なんと去年に1人増えたから今や15人兄弟。

凄いでしょ？15人兄弟ってそうそういないと思う。

しかもその内13人は男だし、ほんと男の偏りが半端ないよね。

それにうちの兄弟って何気に全員イケメンだし職業も中々…

医者に弁護士、声優、アイドルやら…

＝お金もち……まぁ、とりあえず凄い家庭だと思って欲しい。

「ってなに1人で話してんだあたしは…ってやば！早く朝メシ食わなきゃ！」

時間が迫っている事に気づき、急いで着替えてリビングへと向かう。

バンッ！

勢いよくリビングのドアが開け放った。

「おはよっ！やばい、遅刻！」

右「まったく…もう少し早く起きたらどうなんですか、侑稀。もう用意してあるので早く食べなさい。」

「京兄ありがとっ！いただきます！」

相変わらず京兄はおかんだなー。

次男の朝日奈右京…いわば京兄は弁護士をしていて家の家事を担当してるおかん的存在。

怒ると怖いけど凄く頼りになるんだよね。

勉強とか良く見てくれるし。

それと京兄は巨乳好きとかなんとか要兄から聞いた。

それを京兄が聞いたらフライパンで叩かれるんだろうなー。

そう思いながら急いでトーストを口の中に放り込む。

絵「侑稀ちゃん。そんなに急いで食べると詰まっちゃうよ？」

「だいひょふらって！…むぐっ！？」

喋ったせいで突然食パンが喉に詰まった。

絵「ほら、言ったそばから…はい、お水。」

「ゴクゴク…ふぅ…ありがとう絵麻ちゃん。」

絵「どういたしまして。次から急いで食べないでよ？」

「う…キオツケマス…」

助かった…危うく窒息死で死ぬところだった。

この子は朝日奈家長女になった朝日奈絵麻ちゃん。

親が再婚し、その相手の連れ子である。

サンライズレジデンスに住むことになり、家族が1人増えた。

彼女はあたしと同い年で同じ高校に通っている。

絵麻ちゃんは家事も出来て、性格も良くて、可愛くて、勉強も出来てほんとに完璧な女の子。

内心憧れている人だ。

そして侑介の好きな人でもある。

絵「侑稀ちゃんが食べ終わるまで待っててあげるからゆっくり食べて？ね？」

ほら、ここに天使がいるよ。