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ＩＣＵを出て医局に戻ると、スウェット姿の緋山先生がおつかれと出迎えてくれた。
「Aまだいたの？」
「うん、悠斗くんが気になって」
「そっか」
「今悠斗くんのお父さんが来てるんだけど、わたし最近涙脆いんだ。泣いてるの見られたくなくて戻ってきちゃった」
「なにそれ」
アンタの涙腺が弱いの最近じゃなくて昔からだからね。と緋山先生が笑う。
「緋山先生こそ帰らないの？」
「それがさ、上の階が火事になって私の部屋までぐっちゃぐちゃ。白石は泊めてくれないし最悪よね」
「そうだったんだ。実は、私も今日泊まるところないんだよね」
「なんで？」
「だって今日は、返事をしに来ただけだし、まさかこんな時間になるとは思わなくて」
ホテルも今からじゃ取れないだろうし、終電ももうない。タクシー使って帰るほど元気でもない。大人しくここに泊めてもらって、朝帰ろう。ぐーっと伸びをしていたら、帰り支度を整えた藤川先生が更衣室から出てきた。
「あれお前らまだいたの」
「帰れない組なの私達」
「あんたは帰るんでしょ？」
「帰りますよ。もう目が限界だよ。カルテの整理したくても文字が読めねぇわ」
「お疲れ」
「おつかれさま」
藤川先生を見送ってふたりで医局を見渡す。
「えっ何フェローも帰ってるの。腹立つわ」
「まあまあ、緋山先生落ち着いて」
「はぁ、私ちょっと寝てくるから」
「わたしもそのうち寝るね。飲み物買いに行ってくる」
「ん、おやすみ」
おやすみ、そう声をかけて医局を後にした。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2019年9月10日 10時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - この後の展開が少し気になるので更新頑張ってください！！！ (2017年9月12日 11時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなこ | 作成日時：2017年9月4日 13時
