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焦ってしまい思わず外れてしまうんじゃないかってほどの力で障子を閉めてしまった。平子隊長からの伝令神機を確認するも、店も、部屋も間違ってはいない。
『(いや、でも、隊長の友人って言ってたし、隊長格の方達がいてもおかしくない...?でも何で私が?私何かした....?)』
?『アンタ、もしかして真子から何も聞いてへんの?』
気づけば障子は開けられていて、1人の女性の方が立たれていた。混乱して言葉につまるも、ふと慣れた霊圧が背後に感じて振り返ると、
平『案の定混乱しとんな〜。』
『平子.....隊長っ......』
平『え、ちょ、!泣くなや!すまんかったって!』
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『申し訳ありませんでした.....。』
鳳『まぁ知らない人達ばかりだったら驚くよね。』
矢『真子アンタ反省せえや。』
平『せやけど正直に言うたらA絶対に来うへんやろ?』
『そ、そんな失礼なことしませんよ!』
私が落ち着いたのを見計らって平子隊長にその場にいた全員を紹介してもらった。後1人はもう少し遅れてくるとのことなので先に始めることに。
『......、』
平『なんやA。気になることでもあるんか?』
『あ、いや隊長格の方達って縦の繋がりが強いんでこうして業務外で集まるのもなかったと思ってたので....。』
羅『あーまぁ、あながち間違いじゃねえな。』
平『まぁここにおるんはそういう組織の頭堅いんの気嫌う個人主義みたいな奴らばっかやしな。
そこの副隊長3人やかって俺らに思いっきしタメ口やし。』
矢『なんなん、今更やろ。』
猿『なんでハゲを敬わなあかんねん。』
平『ハゲちゃうわボケッ。』
白『拳西白に怒ってばっかだもーん!』
六『テメェが悪いんだろが!』
鳳『まぁまぁ。あんまり大きな声出すとAちゃんが萎縮しちゃうから。』
鳳橋隊長の言葉に思わず動きが止まる。それに気づいたのか、怖がる子供を宥める様な優しい声で話しかけられた。
鳳『隊長格の間ではAちゃんは有名だよ。そもそも霊術院を卒業していきなり上位席官に着く死神はとても少ないからね。』
羅『まぁ、理由はそれだけじゃないんだけどな。』
『えっ?』
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平『........、』
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作者名:とり天 | 作成日時:2023年8月15日 16時