君消えたもうことなかれ (三)【BLEACH】 (ページ7)

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▼誓いのゆびきりページ7

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『......、』

いつか、この日が来るとはわかっていた。平子副隊長は護廷十三隊の副隊長。部下や組織を守る義務がある。

...だから私も決めていたんだ。この日が来たら、伝えようとしていたこと。

『平子、副隊長。私も、平子副隊長に伝えたいことがあるんです。』
平『.....なんや？』
『私死神を目指します！それで、どんだけ時間がかかってもきっと.....いえ、絶対に平子副隊長の部下になって、

私も平子副隊長みたいになりたいです！』

きっと平子副隊長は私よりもずっとずっと頼りになって強い方だ。到底及ばないかもしれない。

でも、この人に与えられたぶん私だって返したい。
この人の、力になりたい。

平『.......、せやな。それやったら俺も腹くくらんとアカンな。』
『えっ？』
平『A、約束せぇ。"必ず俺んとこに来る"ってな。』
『はい！』

私は平子副隊長に静かに小指を差し出した。大切な約束は、必ずゆびきりをしている。

約束であり、これは私にとって平子副隊長への誓いの様なものだから。半端な意志で終わらせなくないから。

平『しばしの別れや。何があっても、踏ん張れやA。』

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ー十年後ー

ー入隊式が終わり、期待と緊張に溢れる空気の中男は人混みの中足を進めるー

"3年で霊術院を卒業"

"稀に見る類ない最優秀生徒"

ーそんな噂が飛び交う中、目的の人物を探すためー

甲『就任おめでとさん！』
喜『まさか就任後いきなり私達と同じ席官になるとは。頑張りましたね。』

ー自身の部下が目的の人物と話しているのを見つけ、ゆっくりと歩みの速度を落とすー

ーそれに気づいたのか、ゆっくりとこちらを振り返り驚きを隠せないように目を見開いたー

『平子.....副隊長、？』
平『アホっ。平子"隊長"や。

久しぶやな、A！ちゃんと約束守ったんやな。』
『.....っ、当たり前です！私にとっては約束でもあり誓いでもあるんですから！』
平『せやかい。』

ー再会を喜ぶ2人を邪魔しないよう気づけば部下2人は消えていた。余計な気遣いをと頭を掻くものの、小さかった少女の成長に今は喜びを分かち合ったー

"浦原A"

"所属五番隊三席"

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