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『.....そちらの方は?』
浦『涅マユリサンっス。これから十二番隊の組織の中で新たに技術開発局を作ろうとしててそこの副局長をお願いすることになったんです。』
『技術開発局....!』
技術開発局という名前に強い興味が引かれる。元々好奇心は強い方だと自分でも理解していたけど、
浦原隊長は最初こそ私の反応に少し驚いていたけれど、すぐに嬉しそうな表情に変わって楽しそうに話し始めた。
浦『まだ、考案したばかりですが死神の魂魄のこととかいろんなこと研究するつもりなのでもし興味があったらAサンも来てください。きっとAサンなら他の方達にも馴染めると思うので。』
『はい。お邪魔にならない時に伺わさせていただきます!』
そう言って浦原隊長と別れようとした瞬間だった。
"Aッ!!"
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『き、喜納さん...?!平子隊長達と調査任務に向かわれていたんじゃ.....』
喜『説明している時間が今は惜しいんです....Aの手を貸してください!平子隊長がっ.....!』
『えっ.....、あ、あの!浦原隊長申し訳ありません!失礼致します!!』
浦原隊長に簡単な挨拶をすませて急いで喜納さんの後をついていく。いつも冷静な喜納さんがここまで取り乱すなんて相当なことがあったに違いない。
"平子隊長がっ.....!"
『(平子隊長.....無事ですよね.....)』
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浦『ひよ里さん、涅さんすみません。僕少し急用思い出したんで先に戻っててくれませんか?』
猿『はぁ?!何でやねんな!』
浦『そう怒んないでください。....とても大事な用なんっス。』
五番隊隊舎に着くとまだお会いしたことがない四番隊の隊士の方が出入りされていて、その中には上官クラスの方もいた。
少しずつ、自分の嫌な予感が当たっていく気がして。
喜『甲牙!Aを連れてきましたよ!』
甲『A!』
『......っ、!平子隊長っ!!!』
甲牙さんの側には、止血されたばかりの平子隊長がぐったりとした状態で横になって寝かされていた。
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作者名:とり天 | 作成日時:2023年8月15日 16時