君消えたもうことなかれ (三)【BLEACH】 (ページ23)

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京『まあまあ何事にも変わり時ってのがあるんだよ。今は護廷十三隊(うち)がそういうときだって話さ。

でもまあ三番隊は引退、十二番隊は昇進。十番隊みたいに死んだ訳じゃないんだ。平和な事じゃないか。』
藍『昇進！？』
平『コラァ惣右介！』
藍『あ失礼しました。隊長達のお話に....』
京『いんや構わないよ惣右介くん。何だい。』

ー信じられないと言った様子で声が出てしまった惣右介を制する平子だったが、京楽は続きを話すように促したー

ー優秀だが変に知識に貪欲なところは悪い癖だと、平子は心の中で小さくため息をついたー

藍『副隊長(われわれ)は聞かされていないのですが....十二番隊の曳舟隊長は引退ではなく昇進されたのですか？』
京楽『そうだよ。』
藍『隊長位より上というと....四十六室ですか？

隊長から昇進して四十六室になったという話は聞いたことがないんですが.....。』
京『四十六室じゃないよ。彼女が入ったのは

王族特務"零番隊"さ。』
藍『！！』

ー何か意味を含んだ様な笑みを浮かべた京楽ー

ーしかし話し終えるといつもの表情に戻り平子へと向きなおったー

京『あ、そうだ平子隊長。平子隊長のとこに可愛い新人の娘入ったよね？？』
矢『(白々しい....)』
京『今度の飲み会その娘も誘っ『嫌や』

即答かい......つれないなぁ真子くん。』
平『昔の呼び名で呼ばんといてや。

俺忘れてへんからな。隊長昇任の祝いやって言って次の日二日酔いで動かれへんくなるまで飲まされたこと.....』
京『いやぁ〜やっぱり覚えてたかぁ。

だって真子くんお酒強いんだもん。ついつい飲ませたくなるよねぇ〜。』
平『しゃあから真子くん呼びやめぇや.....。

それにようやく慣れてきたところなんや。無理はさせとうない。』
京『そうかい、残念。』

ー平子の言葉に"残念"とこぼす京楽だが、とてもその言葉は残念そうには聞こえずどこか嬉しげに聞こえていたー

ー"何だ"と口を開こうとした時、隊舎の扉が開くー

六『来たみたいだぜ新入り。

並んで待てってよ総隊長(ジイさん)が。』

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浦『ありゃ？え〜〜〜っともしかして...ボク一番最後ッスか？え〜〜〜と.....遅くなっちゃってスイマセン。

それから、はじめまして。』

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