君消えたもうことなかれ (三)【BLEACH】 (ページ11)

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『愛川隊長それって一体どういう...『遅くなりスミマセン....。』

和室に入られて来られたのは思わず見上げてしまうほどの巨体な死神の方。穏やかな話し方には不似合いな途轍もない強い霊圧を感じる。

平『おぉハッチお疲れさん。何や鬼道衆忙しいんか？』
鉢『有り難いことに新人が今年も沢山入られて来られマシタから。

....おや、随分と可愛らしい方デスね。』
『えっと、五番隊三席の浦原Aです。』
鉢『鬼道衆副鬼道長のハッチこと有昭田鉢玄と申しマス。よろしくデス。』
猿『ハッチ見てビビらんとかAアンタ肝座っとんな。』
『え？だって有昭田副鬼道長....熊さんみたい...で.....、』

場の雰囲気に慣れてしまって気が抜けてしまったのだろうか。とんでもなく失礼な発言に思わず口を押さえるも時既に遅く、私の両隣に座っていた平子隊長と愛川隊長はお酒を吹き出し盛大に笑っていた。

鳳『ちょ、大丈夫かい？』
平『無理....っ、いき、できひん.....！』

失礼な発言をお詫びしようと頭を下げようとするも、それを止めたのは有昭田副鬼道長で。有昭田副鬼道長の大きな手が私の頭の上に乗せられゆっくりと撫でられる。

鉢『謝ることはありまセン。真子サンから聞いていた通り、とても可愛い子デス。』
『え、平子隊長から...？』
鉢『はいデス。』

ひと通り笑いきった平子隊長は呼吸を整えながら有昭田副鬼道長に座布団を手渡した。平子隊長は私の肩に手を置きながらゆっくりと口を開く。

平『...安心せえ。ハッチはんなことで怒る奴やないわ。はぁー笑った。ここ最近でいっちゃん笑ったわぁ。』
白『ハッチン良かったねー♪』

全員揃い、各々とお酒や料理を待つ間談笑し始める。いろんな話を聞いて、いろんなことを聞かれて、少しずつ緊張が抜けていくのを感じたのか.....

『平子隊長？』
平『んや、なんもない。』

隣に座っていた平子隊長は、どこか安心した表情をしていた。

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