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▼ひとりの少女 ページ1

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"森を抜けた先、複数の虚の霊圧を検知。

そのうちの一体から大虚(メノス・グランデ)と思われる霊圧を検知。配属された者は速やかな討伐を求む"



?『えらい簡単に言うなぁ.....。』
喜『どうされますか、平子副隊長。』



ー肩に止まった地獄蝶から淡々とした命令が流れてくる。不安そうにする死神が多くいる中先陣を切る1人の死神が大きなため息を着いたー



平『大虚は俺が引き寄せる。甲牙と喜納の2人は他の隊士と他の虚を討伐しつつ怪我人がないか確認してくれ。』
『『はいっ!』』



ー部下の隊士達がバラけ1人になったところを確認した大虚が攻撃を仕掛ける。しかしその攻撃は当たることなく周りの木々を薙ぎ倒すだけだったー


平『逆や逆。どこ見とんねん。』


ー躊躇いのないひと振りに大虚は雄叫びの様な声を上げ消失していく。鞘に刀を収めるとバラけていた部下達が平子の元へ戻ってくるー


平『被害は?』
甲『大きな被害は見当たらず、隊士一同怪我人はいません。』
平『.....そうか。俺はもうちょい残って残党がおらんか確認する。甲牙と喜納は他の隊士連れて先に天幕戻っといてくれ。』
『『はっ、!』』


ー部下達がいなくなったのを確認すると目を閉じ、霊圧を探っていく。遠くだが微かに弱った霊圧を確認すると、瞬歩を使いその場へと急いで向かったー



平『......っ、!おい!しっかりせぇ!!』
『......ッ、』


ー遠く離れた場所で見つけたのは衰弱し倒れている少女。揺さぶり、声をかけても目を覚ます気配無く、平子は少女を抱えると天幕へと急いだー




平『隊長はん!』
月『真子.....?!どうしたんだそんなに慌てて.....ってその子は?』
平『事情は後で説明する。とりあえず早よこの子を。』



ー天幕に戻ると別行動で大虚を探していた月影の班と合流する。月影は平子が無事だったのに安堵したのもつかの間、少女を見て表情を曇らせたー






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月『私は四番隊ほど医療的なものに詳しくはないが、目立った外傷もないし脈も乱れがない。

恐らく軽度の栄養失調だろう。』
平『........、』
月『.....まだ山の霧は晴れそうにない。この子が目を覚ますまで私達もここにいよう。』
平『すみません、月影隊長。』
月『謝ることはない。私は真子のそういうところ、上司として誇りに思っているよ。』


平『.....喧しい。』



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設定タグ:BLEACH , 平子真子 , 浦原喜助   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:とり天 | 作成日時:2023年8月15日 16時

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