【第2章】この世を色で染め上げて【リレー小説】

黒と白【みさと】 ページ46

「戦争、しに行こう。」
と、アキさんに言われて、私達はなんか、威圧的な門をアキさんの描いた赤い鳥で飛び越えた。

話が突拍子も無さすぎて混乱しかないけれど、
「戦争とか、僕ワクワクするなぁ」
と、笑うクロエお兄ちゃんも、アキさんもいるし、大丈夫だろうと思う。

「というか、僕ちまちましたの好きじゃないんだよね」クロエお兄ちゃんはそう呟いて、指をパチンと鳴らした。

屋敷の扉という扉が破壊され、
真っ黒な闇が全てを包み込んだ。

「透明？よく分かんないけど、ナミノ達以外の人間をころせばいいわけ？」

中では数人が混乱してる声が聴こえる。

アキさんはそこで待機させておいて、
私はクロエお兄ちゃんにしがみついた。

「いいよ、クロエお兄ちゃん」
「りょーかい」
二人で窓ガラスを見事に割り、アクション映画の如く登場した。

ガラスの破片が私達を避けて落ちていく。


「お久しぶりです。師匠」
そう言って、ニコリと微笑んだ。







白と黒────。。

2人ならどんな壁も乗り越えられる気がする

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