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「…あなたの、名前って、」








「…あれ?言ってなかったっけ?俺は、シメカケリュウヤ。シメちゃん、とか、シメって呼んで?」






「宜しく、お願いします、」






「もー、そんな固くならないでよぉ、…あ、俺、今日タイガと遊ぶ約束してたんだ、ごめん、ノエル行くね?」






「じゃあゲンタ、一緒に、会いに行こっか、」






「え、会うって、」




「マツクラカイト、会いたかったんじゃないの?」






「…ぇ、海斗、に逢えるんですか、?」






そう聞けば、そうだよ、と頷いてくれたノエルさん。






「…ちょっとぉ、本当にタメ口で良いからね?あと、呼び捨てで良いから!」





「…ぇ、」




「まだ、信じらんないよねえ、飴舐めただけでこんな所に来てさ、…じゃあ、とりあえず簡単にココのこと説明しちゃうね?」



若干戸惑っている俺に、そう言ってくれたノエルが歩き出すから、彼に着いて歩く。





「ココは、…まぁ、『ソラノムコウ』でいいか。ソラノムコウっていうのはね、亡くなった人が大切な人の事を待つ為の場所なんだよ。」




「…ぁの、うつしおみって、」






「あぁ、ウツシオミっていうのはね?現人、つまり“生きている人”の事なんだ。だから、ココの住民はゲンタの事をウツシオミって呼ぶんだ。」






なるほど。だから、初めて会ったシメに“ウツシオミ”って呼ばれたんだ。






「それで、ゲンタが舐めたドロップ、白色だったでしょ?」






「…うん、」





儚いくらい真っ白だった飴を思い出して返事をする。






「白色のドロップは、俺の管轄区域にやって来るんだ。他に6色あってね?それぞれに天使がいて、ウツシオミとココの住民を逢わせる仕事をしているんだ、」




「ふーん、」




なんだか分かったような分からないような、直ぐには信じられなくて。



「絶対よく分かってないでしょぉ、まぁ、…信じられないよね?」





「…うん、」

.→←Snow étranger



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うらの(プロフ) - 初めまして。作品があまりに素敵で感動しました。随所に心がまっすぐなmtさん心がきれいなmcさんの気持ちが見れてとても心が暖かくなりました。素敵な作品をありがとうございました。 (9月22日 23時) (レス) @page50 id: 188a7a4fbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗彩 | 作成日時:2022年1月21日 0時

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