あん時の傷は今でも。 ページ17
この幽霊野郎
お前なんか親も居ねェんだろ？死んじまえよ
おかあさーん、この人気持ちわるーい。くさーい。お風呂ちゃんと入ってないよー。
誰がお前みたいな狐に食い物をやるか！！出てけ！！
...私のちゃんと残る記憶の始まりはこれ。
殴られて血を吐いて蹴られて血を吐いた。
中には同情して匿ってくれたばあちゃんやじいちゃんも居た。
けど、その下の娘息子孫は私を嫌っていた。
もう人として存在なんて出来てなかった。
それが嫌で私は村を出た。
確か、3歳の半ば。
あ「さ..むい...」
今思えば、その時3歳だったからまだ考えられるにしてももう少し前の記憶の無い1歳2歳はどうしていたのだろう。
赤子だからと誰か面倒見ててくれてたのか野良猫の様に見られてたのか。
風呂？それは何だ？
家族？それは何だ？
私は聞いたことある単語しか話せなかった。
あ「私..家..親...無い...」
ロボットみたいなものだった。
確か、もう食べ物も何も貰えなくて、唯一雨水しか飲めなくてお腹壊して死にかけた時に会ったんだ。
仮面被った悪魔に。
女「大丈夫！？家にいらっしゃい！！」
あ「へ...?」
ー家ー
女「大丈夫？服も変えてお薬も飲ませてはおいたんだけど...」
女「後...その首から下げた指輪はどうしたの？お母さんとかから貰ったの？」
あ「無い...」
女「分からないなんて...あ、それより服、大きくてごめんなさいね。お薬も今効いて来る筈だわ。」
あ「服...?お薬...?私...無い..それ...無い...」
女「...っ!?ふ、服って言うのはこうやって着る物よ。あ、着るって言うのはね...」
何から何まで教えてくれた。それも9年間。
男「ん？誰だ？まさか何時の間に子を産んだとかは無いな？」
女「今日...道に倒れていて...。ここに来る迄に複雑な事情があったのだと思うの。ここで育ててはだめかしら。」
男「そういう事か...こんなに小さい子供を見殺しには出来ないしな。それにまだ3つ4つだろう。」
仮面を被った悪魔は、私の親になった。
裏切りの付くこの世界。→←無理ですそんなの呑みます呑みます飲まれちゃいます。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐音(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！！！Σ(｡>д<｡)ゞ (2014年1月21日 21時) (
レス) id: fef335d499 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - この小説大好き&最高です！！最新頑張って下さい！(*^-^*) (2014年1月21日 20時) (レス) id: 726420250d (このIDを非表示/違反報告)
狐音(プロフ) - 沖田咲月さん» ありがとうございます！ (2013年12月31日 17時) (レス) id: fef335d499 (このIDを非表示/違反報告)
狐音(プロフ) - hipさん» ありがとうございます！丁度今更新しようかしまいか悩んでいたらコメント来ました！w更新しますね！ (2013年12月29日 16時) (レス) id: fef335d499 (このIDを非表示/違反報告)
hip(プロフ) - 面白いです♪更新楽しみにしてます！応援してまーす！ (2013年12月29日 16時) (レス) id: 0d56fad1ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
