アホ峰とバ影山

TIP OFF ページ38

A 「え、ちょ、はぁぁ！？！？おい待てテツヤ！！…ってもういないし！逃げたなあいつ…！」

田中 「何だ何だ！バスケすんのかA！」

西谷 「俺、Aがバスケしてるとこ見てえ！」

菅原 「はいはい！俺も見たい！！」



A 「孝支さん…面白がってますよね？」

菅原 「あ、バレた笑笑」




……少しくらいなら、持つだろ、私の右肩も…


にしても、あいつ…



A 「……火神大我、ね」ボソッ

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あっという間にその日の練習は終わった


途中、バスケのコートの方からすごい視線を感じたけどね……


A 「潔子さん、スクイズ洗ってきますね」

清水 「A、それよりも、ほら」



黒子 「Aさん、約束です。火神くんと１on１してください」

A 「…あのさ、テツヤ。この勝負、何のためにするの？」

黒子 「…この試合、もし火神くんが勝ったら…僕にAさんと話すチャンスを下さい」

A 「……分かった。ただしこっちからも条件がある。もし私が勝ったら…





_____二度と私に関わるな。私と会ったことも、他のキセキの世代には言うな。」



黒子 「…分かりました」





キュッ




A 「じゃあ…やろーか、火神くん


_____１on１…3本先取だ」


火神 「…おう！」


A 「リコさん、ジャンプボール上げてもらえますか」


相田 「えぇ…良いけど……大丈夫なの…？」ボソッ


肩の事を言ってるんだろうな


A 「…大丈夫ですよ、多分」



さぁ、TIP OFF！！！！！



火神 「っ！？」


影山 「あいつ…！日向より跳んで…！？」



ジャンプボールは、私がとった

テツヤ以外は驚いてるみたい

そりゃそうか…



A 「…火神くん、あのおは朝信者には会った？」



シュッ



火神 「なっ…！？それは…アイツの！？」



私の放ったボールは、高い弧を描いて、リングに擦りもせずにゴールをくぐった



A 「その様子だと会ったみたいだね…



_____緑間真太郎に」



日向 「おいリコ…女子であんな高いループでシュートする奴、初めて見たぞ…」

相田 「うん…さすが…キセキの世代のコーチね」




A 「さぁ、これで１対０。あと2本で終わり。」

火神 「…面白え！！！」




ダムッ ダムッ




火神 「っ…！」


速い！！……けどそれじゃあ…


A 「こっちがガラ空きだよ！！！」


ピシッ

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