Unanswered morning glowy(Daisuke.S) (ページ32)

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Unanswered morning glowy(Daisuke.S)３２ページ32

涙を落としながら俯いた佐久間の眦を
Aが指で拭って、そっとその頬にキスをした。

「っ。」
「…ありがとう。さっきの言葉、嬉しかった。」
「A…。」
「私も、もっと頑張って、みようかな？
　うん。
　大介と幸せになる覚悟が持てるように
　大介とならずっと幸せって、言えるように。」

そう言って笑うAの目からも、まだ涙は止まっていなくて
今度は、佐久間がその目尻にキスをした。

「A。ありがと。ごめん。
　沢山、泣かせてごめん。
　困らせてごめん。でも、好き、本当好きだよ。
　大好きだから。」

佐久間が落としたキスは、目尻から頬へ
頬から口端へ、あやすようにゆっくりと移って
それから、伺うようにAの目を見て止まる。

「うん。私も好き。大介のこと、好きだよ。
　たくさん、傷つけてごめん。
　でも、好きていてくれて…、ありがとう。」

そっと、Aから唇を重ねると
やっと、佐久間は幸せそうに、ふわりと笑った。