７人の特急列車と一般人な私。 (ページ10)

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それからみんなの連絡先を聞いて
家に帰ることになった。

５「こんなこと言うのダメだって
わかってるけど、まだ退院してほしくないな」

『なんでそんなこと言うの？
元気じゃない方がよかった？』

５「だってまだAと離れたくない…」

６「俺も…せっかく仲良くなれたのに。」

ユースケよ、君は大体眠っていたよ。

けど、２人にそんな寂しい顔されると
私まで寂しい気持ちになった。

３「何言ってんだよ、ライブ見に来てもらうんだろ？」

１「せやで！俺の美声聴きに来いや！
ま、惚れたら火傷するけどなー！！あひゃ」

『ちょっと、何言ってるかわかんない』

１「なんでやねん！」

『でもせっかくだし、ライブには行くから
その時はみんなかっこいい姿見せてね！』

５「うん！絶対だよ！」

２「なんか近いうちにまた会いそうだよね」

３「カイが言うとなんかリアルなんだけど？」

２「どうして？」

３「なんとなくだよ。

半泣きのユーキとユースケと、
コーイチ、カイ、リョウガにお礼を言って

家に帰ることにした。

『じゃぁねー!!!練習頑張ってねー!!!』

５「A－－－ッ!!!
絶対ライブ来てねーーーーッ!!!」

６「A－－－ッ!!!
俺達のこと忘れないでーーーーッ!!!」

ユーキとユースケは見えなくなるまで
手を振ってくれていた。

(頼むから前を見て歩いて…
今度はぶつからないで…)