BROTHERS CONFLICT ×うたプリ ♪私の自慢のお姉ちゃん♪１３

６１７話 ページ43

　
　
　
(人2)「………」

翔「姉さんっ！」

(人2)「わっ！？」

後ろから私にギューと抱きついてきた

翔「考え事？さっきから難しい顔してるよ？」

(人2)「あぁ、ごめんなさい、ちょっと気になることがあって…」

翔「そうなんだ、でも姉さんらしくないね？」

(人2)「ん〜、今回はちょっとストップがかかってるから中々動けないのよ」

翔「そっか…でも側にいるだけでもなにか分かるかもしれないよ？」

(人2)「…それもそうね、ありがとう翔、ちょっと行ってくるわ、多分帰り遅くなると思うから」

翔「うん、わかった、翠兄に伝えとくね」

(人2)「ええ」

なにか手土産になるものを持ってから翔に見送られて、またバイクに跨がってシャイニング寮へ向かった


寮に入ると…

(人2)「…静かね」

そんなことを呟いて春歌の部屋に急いだ

コンコンッ………

(人2)「留守かしら？」

ガチャ

(人2)「ぁ、春」

春歌「(人2)さん…？どうかしましたか？」

(人2)「ちょっと春の様子が気になって」

春歌「……すみません」

(人2)「いいのよ、中入ってもいい？」

春歌「あ、でも私…」

(人2)「作曲の続きする前に少しお話ししない？」

春歌「…はぃ」



(人2)「大丈夫春？」

春歌「ぁ、はい、すみません」

(人2)「謝らないで？…ごめんね、私のせいで余計プレッシャーを与えてしまっていたらその事は気にしないで？春はST☆RISHの事だけ考えて」

春歌「…はい………あの、私…」

さっきからずっと机を気にした様子に

(人2)「…わかったわ、ならこれ差し入れ、上手くいかないときは無理しないでリラックスしてね」

春歌「はい」

そう言って私は部屋を出たけど、春歌の様子が気になって帰ることも出来ず寮をうろうろしていると…
　
？「♪〜覚えていますかprincess

初めて会ったあの日 君はひとりぼっちで空を見上げていた

自分の胸の奥にある 自分だけの宝石を

君はたぶんまだ見つけてないだけ〜♪」

(人2)「…綺麗な歌声ね、トキヤ」

トキヤ「(人2)さん…ありがとうございます」

トキヤは優しく微笑んで私から顔をあげると

トキヤ「七海さん…」

(人2)「え…」

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