番外編(2) ページ19
合コンで使った会場は焼き肉屋。
普通のよりも高いコースを選んで、禁煙席に座った。
俺を合コンに誘ってきたユウはいきいきしていて、もともとカッコいい顔がもっとカッコよくなっていた。
男は俺とユウ以外にもう一人いて、ユウが誘ったらしい。
その人の名前は、石崎 遥くん。俺とは何回か会ったことがあって、一緒に講義を受けることもあった。ユウと似たようなあだ名だけど、「ハル」と呼んでいた。
女は三人。
高橋 亜子さん、岸 楓さん、林山 愛弥さんの、三人。
三人とも仲が良くて、でも、大学で初めて知り合ったんだって。
参加した理由は、イケメンのユウに誘われたから、らしい。
高「カズ君はさ、童顔だよね〜」
いきなり、高橋さんがこう言いだした。
長「ちょ、お前…失礼だろ」
小「別にいいよ、ユウ。そういわれてるのは慣れてるから」
長「そうか?でも…」
ユウはきまりの悪そうな、申し訳なさそうな目で俺を見た。
ユウは、こういう優しいひとだ。だからたまに、自分だけを責めてしまう。
小「いいんだよ、本当に。高橋さんは美人だよね。もちろん、岸さんと林山さんも」
岸「え〜、ほんと〜?」
林「やだあ、カズ君優しいなあ。私、カズ君と付き合おうかなあ」
高「カズ君、性格イケメンじゃん!私も狙っちゃおうかなあ〜」
林「私のとらないでよね〜(笑)」
――――ドクン。
今まで冬眠していて何も変化がなかったような細胞が、その言葉に――――「付き合う」という言葉に、大きく反応した。
小「…ごめん。ちょっとお手洗い」
――――――俺は、人と付き合うことは許されない。君をめちゃくちゃにした、俺が幸せになることなんて一生許されないんだ…。
小「う、ッ…。うあっ、うわあぁぁぁあああ!!!!」
俺の魂が、心臓が、細胞の一つ一つのさけびが、トイレでこだました。
なんで、めちゃくちゃにした?俺の人生も、君の人生も。
全部、全部めちゃくちゃにして。「いつも通りの毎日」がどんなに大切かも知らずに。
不幸になるなら自分一人で十分なのに。君を巻き添えにする必要なんか、なかったのに。
小「くッ、あ、ううっ」
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい―――――。
〜・〜・〜・〜
内容の展開がうまくいきませぬ…。(-ω-;)ムムム
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ルカ - 黒木君受けで若武攻めとかできたりします? (2021年10月7日 21時) (レス) id: cf274ebe07 (このIDを非表示/違反報告)
鈴谷 - とりあえず若武総受けを増やして欲しいです!!お願いしますっ! (2020年8月13日 21時) (レス) id: 4b1fd507da (このIDを非表示/違反報告)
詩子(プロフ) - 頑張ってください 応援しています (2019年10月17日 15時) (レス) id: 76ea7a0b59 (このIDを非表示/違反報告)
詩子(プロフ) - 緒志図師さん» はじめまして。詩子です。作品読ませていただきました。ものっすごい面白くて、読んでる途中で、飛び上がってしまいました。 (2019年10月17日 15時) (レス) id: 76ea7a0b59 (このIDを非表示/違反報告)
緒志図師(プロフ) - 做拠さん» 更新出来てなくてすみません…!今リアルが忙しくて(^_^;) 勿論完結はさせたいと思っていますのでご安心ください← 若武受け、楽しんでいただけたら幸いです(*´∀`*) (2018年10月14日 20時) (レス) id: 973af88cd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緒志図師 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yuzu/
作成日時:2017年11月29日 18時