[ブラコン]世界、そしてあなたを救うために……２[カードファイトヴァンガード!!リンクジョーカー編] (ページ2)

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第３７話ページ2

棗と椿がファイトをしている
私は心を痛めた

なんのために戦っているのだろ

どうして二人は戦わなければならないのだろ

どうしてこんなことが起きてしまったんだろ

これもすべて私がこの世界にいながら、リンクジョーカーの侵略の根を刈らなかったから……
もし刈っていれば、こんなことにはならなかった

梓もリンクジョーカーの力に溺れずに済んだ
すべて私のせい

今は棗に託すしかない
頼んだよ、棗

棗side

椿のやつ、何考えてるんだ
なんか得体の知らない力のせいだと思うが世界を滅ぼす手伝いなんて梓のためにはならないだろ

なんでそこまで……

椿「棗、お前は何もわかってねーよな」

棗「は？」

何もわかってないだと……？

椿「そっか、Aから何も聞いてないのか、この戦いでリンクジョーカーの侵略を止めたら、Aと離れるんだよ」

棗「離れる？」

考えてみればわかることだ
あいつはこの世界の人間じゃない
この事がわかっていたからここに来たんだろ

椿「梓はAと離れることを拒んでる、でもリンクジョーカーの侵略が止められたらAと離れる」

棗「だからお前は梓に協力してるのか」

椿「あぁ、かーいい弟の望みに協力する、それがお兄ちゃんとしての役目だからな」

お兄ちゃんとしての役目……か

棗「くだらないな」

椿「は？」

棗「何がお兄ちゃんの役目だ、ふざけるな、ただ間違ってることを助太刀してるだけだ」

椿「なんだと！？」

棗「リンクジョーカーの侵略を止めなきゃ、この世界は滅びるんだぞ、そうなったらなおさら会えなくなるだろ」

椿「っ！？」

棗「お兄ちゃんの役目は間違っている方向に行ってたら、止めてやる、それが普通だろ」

椿「棗……」

棗「俺はお前たちの兄じゃない、だが弟もそれは同じだ、椿、お前の間違いを正してやる」

俺は勝って、椿を戻す
お前を本当のお前に戻してやる
俺はそう誓った