No.31 ページ31
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ｸﾞﾚｲｼｱ「お願い？」
私の言葉に、グレイシアさんは目を丸くした。
A「はい。明日、マスタングさんのところに連れて行ってほしいんです。」
ｸﾞﾚｲｼｱ「えぇ！？あ、明日！？」
A「はい。本当は今すぐにでも行きたいですけど…」
ｸﾞﾚｲｼｱ「なんでそんな急に…怪我だって、まだひどい状態なのよ！？」
グレイシアさんが止めるのも無理はない。
でも、私は一日も早く、彼に、いや彼らに会わなくてはいけない。
A「無理を承知でお願いしています。」
ｸﾞﾚｲｼｱ「理由を聞かせてくれない？」
困った顔で私を見つめるグレイシアさんに、私は静かに言った。
A「グレイシアさんは、『レンキンジュツ』って知っていますか？」
私の口から『レンキンジュツ』という言葉が出たことが意外だったのか、グレイシアさんは驚いた表情を見せた。
ｸﾞﾚｲｼｱ「ええ、知っているわ。マスタングさん、それに、エドワードくんが、国家錬金術師ね。」
A「国家錬金術師？」
ｸﾞﾚｲｼｱ「そうよ、錬金術を使うことができる人を錬金術師っていうでしょ。そしてその中でも、国に認められた実力ある錬金術師のことを国家錬金術師というの。」
国家錬金術師…国に認められた実力ある錬金術師か…。
どおりで、少年があんなに強い獣の姿をした男を一瞬で捕らえることができたわけだ。
マスタングさんも、私が出ていくまでは圧倒的有利な立場にいた。
ｸﾞﾚｲｼｱ「その錬金術がどうかした？」
A「あの…信じてもらえないかもしれないんですけど…」
ｸﾞﾚｲｼｱ「ん？言ってみて？」
A「あの…わたし…その錬金術…使えるみたいなんです…」
私の言葉に、グレイシアさんは目を大きく見開き、開いた口がふさがらないようだった。
ｸﾞﾚｲｼｱ「え？え？あの、ごめんなさい。ちょっと混乱しちゃって…え？」
グレイシアさんがあまりにも動揺するので、私はグレイシアさんが落ち着くまで待った。
ｸﾞﾚｲｼｱ「え、あの、もちろん、こんな冗談を言うはずがないってわかってるんだけど…本当に？」
A「はい。自分でも何故できたのかはわかりません。わたしも今日、初めて知りました。」
ｸﾞﾚｲｼｱ「そう…そうよね…でも………なんでAちゃんが…」
A「その理由を知るためにも、錬金術師であるマスタングさん、それにエドワードくんと話がしたいんです。」
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るるるs - 鋼の錬金術師AFじゃなくてFAですよ。 (2022年7月27日 0時) (
レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - ポケットの案内人さん» ポケットの案内人さん コメントありがとうございます！そう言っていただけて私もすごく嬉しいです(><)更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年8月16日 8時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - 私、ハガレン大好きなんですよ！夢小説書けないのに夢主勝手に想像したり、そしたらこの小説があったのでメッチャ嬉しいです！頑張ってください！ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - みーこさん» みーこさん ありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります(><) (2020年6月23日 10時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってくださいね！ (2020年6月23日 10時) (レス) id: 19c92306d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菖蒲-アヤメ- | 作成日時：2020年6月12日 23時
