No.22 ページ22
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『や、やめて…ッ…！！！』
私が声を上げた瞬間、女性の動きは止まったが、野獣男はすぐさま私を睨みつけて怒鳴った。
「二度と話すなって言ったよなァ！！！！」
そのまま男は右手を振り上げ、鋭い爪を私の顔にめがけて振り下ろした。
やられる………ッ…！
そう思って、目をギュッとつむった瞬間、野獣男の唸り声が響いたかと思うと、ふわっと体が浮き上がった。
「うわあああああああぁあああ！！！！！」
目を開くと、そこにはまた信じがたい光景が広がっていた。
目の前には、地面のコンクリートから形成されたかのような手の形をしたものによって野獣男が捕らえられており、また、私も別の手のひらの上にいた。
あたりの地面はあちこち崩れており、その全ての延長線上には、金髪で三つ編みをした小さな男の子がいた。
彼は、その地面から生み出したたくさんの柱のようなものによって、必死に暴れて抵抗する野獣男を捕らえていた。
これもレンキンジュツというものなのだろうか…。
「アル！」
彼がそう叫ぶと、私が乗っている手は、近くにいた鎧を着ている大きな人のもとへと運ばれ、彼は私を両手で抱きかかえてくれた。
A「あ、あの……」
「もう大丈夫だよ。」
鎧によって表情こそわからなかったが、彼の声はとても優しく、私を安心させてくれた。
しばらくすると、金髪の男の子は完全に野獣男を制圧したようで、男は無抵抗にぐったりとしており多くの柱によってしっかりと捕らえられていた。
すると、彼は、軍人二人に向かって得意げな顔をして言った。
「おいおいおい大佐〜。こんな奴も捕まえられねぇのかよ〜。中尉もいるのに情けねぇな〜。」
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「………ご苦労だったな。」
マスタングは、彼の挑発したような言葉に対して冷静に返し、そのまま私の方へと目を向けた。
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「アルフォンス。そいつをしっかりと捕まえとけ。そいつには聞きたいことがたくさんある。」
そう言って私を睨みつけるマスタングに対して、鎧の人は慌てて言った。
「え？そんなことより、病院へ連れて行かないと！この子、ひどい怪我をしている！」
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「怪我をしているが油断はするな。そいつは錬金術師だ。」
マスタングの言葉に、金髪の少年と鎧の人は驚いた様子で一斉に私の顔を見た。
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るるるs - 鋼の錬金術師AFじゃなくてFAですよ。 (2022年7月27日 0時) (
レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - ポケットの案内人さん» ポケットの案内人さん コメントありがとうございます！そう言っていただけて私もすごく嬉しいです(><)更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年8月16日 8時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - 私、ハガレン大好きなんですよ！夢小説書けないのに夢主勝手に想像したり、そしたらこの小説があったのでメッチャ嬉しいです！頑張ってください！ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - みーこさん» みーこさん ありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります(><) (2020年6月23日 10時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってくださいね！ (2020年6月23日 10時) (レス) id: 19c92306d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菖蒲-アヤメ- | 作成日時：2020年6月12日 23時
