百四十九話 ページ32
東京のとある屋敷…
そこの庭に…うずくまる一人の少女が…
?「うーん…」
唸り声を上げ、どうやら苦しそうだ
タタタッ!
?2「わ、若?!どうしたっすか?!怪我っすか?!」
そこに、白と水のメッシュのはいった肩までの長い髪を揺らし、パーカーにマフラーの少年が走って来る
と…
ヒュン!!
?2「へ?!」
少年の足に縄が引っかかり、宙ぶらりんになる
?2「は?え?へぇ?!」
少年は、パニックに陥っている
そこに
?「やった〜妖怪ゲット〜♪」
先ほどまでうずくまっていた少女がニコニコと笑っていた
綺麗な黒髪に琥珀色の瞳…
?「って、なーんだ、将麗(しょうれい)か〜本当、身体大きいのにドジだね〜」
将「り……李音(りおん)様!!」
木に吊るされた少年…将麗が少女…李音に怒る
将「なんで、いたずらばっかりするんですか!!下ろしてください!!」
李「べーっだ!!」
李音は将麗に舌を出すと、どこかに走って行ってしまった
将「だ、誰か〜」
プランプランと、揺れながら将麗は助けを求める
?「あら…なんの…って、将麗?!」
たまたま通りかがった、長い黒と青の髪に黄色の二重螺旋の瞳の女性…氷麗が驚く
将「か、母さん〜!た、たすけて…」
氷「…また、李音様にやられたのね…」
氷麗は、はぁ…とため息を吐き将麗を下ろす
氷「全く…本当、リクオ様にそっくりね……」
将「え、母さんもやられたの?三代目様に?」
えぇ、と氷麗は頷く
氷「私も、いつもいつも木に吊るされたわ…」
______
子リ『ヘッヘーン!妖怪ゲット!』
氷『ちょ、若〜下ろしてください〜!!』
子リ『べー!』
______
氷「本当に…」
将「か、母さん…凍ってる…服が凍ってる…」
いつの間にか、将麗のパーカーはカチコチに凍っていた
氷「あ、あら!!ご、ごめんね!!」
でも…と、将麗は言う
将「俺、李音様の唄、好きっす!」
氷「そうね」
氷麗はクスッと笑う
氷「だって」
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蒼井詩桜里 - 完結おめでとう!ギリギリ間に合う?ことが出来ました!コメントすることができなくて、ごめんなさい! (2014年4月6日 2時) (レス) id: c16b9d2f82 (このIDを非表示/違反報告)
癒羽日 - 完結おめでとうございます!!この話大好きです♪これからも頑張って! (2014年3月13日 22時) (レス) id: 751392f705 (このIDを非表示/違反報告)
人徳を尽くして天命を待つby,真ちゃん&月夜 - こんにちは!月夜です♪お久しぶりですね♪っていってもわかんないか!桜とか瑠璃で思い出してくれるといいな♪咲夜と仲が良かった(?)瑠璃ですよ♪完結おめでとうございます!これからも頑張ってくださね♪ (2014年2月11日 20時) (レス) id: b36de32268 (このIDを非表示/違反報告)
スハン(プロフ) - 楽しみにしてます! ぬら孫また書いてください! (2014年2月9日 21時) (レス) id: 0130c44dd8 (このIDを非表示/違反報告)
月唄姫(プロフ) - スハンさん» ありがとうございます、今、作りかけの小説があるので、もう少ししたら、そちらの小説を書き始めます!! (2014年2月9日 21時) (レス) id: d4abe7b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月唄姫 | 作成日時:2013年10月23日 18時