百三十八話 ページ21
ポタリポタリ…と何かの滴る音が聞こえる
夜リ「グハッ……」
腹部に鋭い影の刃を刺したリクオがうめき声を上げる
A「……」
さっきと打って変わり、黙り込んだままAはリクオをドスン!と突き飛ばす
夜リ「がばっ!!」
ドガァアン!!
崩れかけた、建物に叩きつけられてさらに血を吐く
鯉「リクオ!!」
氷「リクオ様!!」
瞬時に鯉伴達が駆け寄ろうとしたが
A「刃向かうやからを凍らせろ」
パキパキパキン!!
Aの術により、体の一部を凍らせられて身動き出来なくなってしまう
A「………」
ゆっくりとゆっくりとAはリクオに近づく
夜リ(…届かねぇのか…)
ぎりっと歯ぎしりする
先ほどの衝撃で壁に刃が貫通したのか、リクオは座り込んだ体制のまま逃げられない
A「……それが…」
Aが再び問う
A「それが…奴良リクオ…あなたの答え……」
すでにリクオとAの距離は0に近い
そっとAが、動けないリクオの顎を持ち上げる
夜リ(……ちくしょう…また、Aを助けれねぇのかよ…)
終わりだと誰もが思った時
A「……………ありがとう」
夜リ「えっ……」
Aはそう言ってリクオに自らの唇を合わせた
そして、リクオの持っていた短刀をゆっくり腹部に刺し
バキィィィィイイイイイイン!!
白い光に二人は意識ごと包まれた
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蒼井詩桜里 - 完結おめでとう!ギリギリ間に合う?ことが出来ました!コメントすることができなくて、ごめんなさい! (2014年4月6日 2時) (レス) id: c16b9d2f82 (このIDを非表示/違反報告)
癒羽日 - 完結おめでとうございます!!この話大好きです♪これからも頑張って! (2014年3月13日 22時) (レス) id: 751392f705 (このIDを非表示/違反報告)
人徳を尽くして天命を待つby,真ちゃん&月夜 - こんにちは!月夜です♪お久しぶりですね♪っていってもわかんないか!桜とか瑠璃で思い出してくれるといいな♪咲夜と仲が良かった(?)瑠璃ですよ♪完結おめでとうございます!これからも頑張ってくださね♪ (2014年2月11日 20時) (レス) id: b36de32268 (このIDを非表示/違反報告)
スハン(プロフ) - 楽しみにしてます! ぬら孫また書いてください! (2014年2月9日 21時) (レス) id: 0130c44dd8 (このIDを非表示/違反報告)
月唄姫(プロフ) - スハンさん» ありがとうございます、今、作りかけの小説があるので、もう少ししたら、そちらの小説を書き始めます!! (2014年2月9日 21時) (レス) id: d4abe7b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月唄姫 | 作成日時:2013年10月23日 18時