1-朝 ページ3
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𝑌𝑜𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒
『そんな事言っても、仕事あるでしょ』
「ない」
『いやあるよ』
「ない」
『あります』
「...Aと離れる仕事なんか滅んでしまえ」
私は2年副担任、傑は1年副担任だから仕事の時は別行動が多い。
傑にとってあるまじき事なんだとか。
『ほらまたそういう事言う。
ね、今日頑張ったら明日から休みだよ』
「...明日はずっと一緒にいれる?」
『今のところは大丈夫だよ。
任務も無かったはず』
「ほんと?」
『ほんと』
そう言うと、うーん、と考える素振りをする傑。
何をそんなに考える必要があるのか。
少しの間見つめていると、よし!と言って勢いよく座った。
「じゃあ、今日仕事終わったらレストラン行こう。
それからは私がAの事独り占めする。
これでいい?」
『いいって言ったら今日の仕事頑張れる?』
「勿論!」
『...よし、オッケーとする!』
右手でオッケーのサインを出しながら答えると、やった!と言いながらまたまた抱きついてきた。
く、苦しいんですが。
『すぐる...くるしい...』
「あぁ、ごめん。
ついAが可愛いのと嬉しいのとで」
えへへ...とでも効果音が付きそうに笑う傑の顔は。
いつにも増して緩みまくっていた。
『じゃあ朝ごはん作るから、顔洗ってね』
「はーi...」
私はベッドから降りる寸前、傑の頬に軽くキスをした。
(なんで口にしてくれなかったんだい)
((歯磨きしてなかったから))
(私がそんなの気にするとでも思ったのかい。私はAからのキスならどんなものでm)
(はい高専行くよー))
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