東方白黒想～warld is colcr rost～ (ページ18)

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山での目覚め、最初の御茶会ページ18

お茶会が始まる前に、ショコラが目を覚ました。ショコラが真っ先に気になったことは、見知らぬ少年がいることだ。
「僕はシオン、宜しくね。あ、そうだ。折角だから君も僕の紅茶を飲みなよ」
「ご説明ありがとう。私はショコラ、宜しく！そして、頂こうかな、その紅茶」
「では、頂きましょうか」
そういって六人は、紅茶をすする。その美味しさに目を輝かせる。
「まぁ！とても美味しいです！」
「どうなってんだうますぎる……！」
「確かにこの紅茶、咲夜がたまに出してくれるものよりクセが無くて良いわね」
「美味しい」
口々に評価する五人に対し、シオンが笑みを浮かべながら言う。
「まぁ毎日淹れてるからね、そりゃ上達するさ」
零華はアイスティーにして飲んでいる。
「氷紅茶にしても美味しいな～」
「ホットでもアイスでもどちらでも美味しくなるように努力したんだよ～。そうだ、お茶会には美味しいお菓子が必要だからね！」
それを言うとシオンはお茶菓子を取りだしテーブルに並べた。そして六人は大自然の中で思い思いの時間を過ごす。

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「あ、飲み終わったあげる」
リーネがもっと飲みたいと言わんばかりにコーヒーカップを投げる。割れる、危ない！と思ったら、シオンが片手で何事も無かったように洗い始めた。
「危ない……。割ったら私の能力で戻さないと……。あ、シオンだっけ？お茶ありがとう」
手渡しで渡し終わり、六人は少し雑談を始めた。