検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,630 hit

人の奥を視る心理戦 ページ19

「今何考えてるかわかる?」
リーネが笑みを浮かべ、シオンに問う。
「勿論、分からないよ」
「安心して、僕の考えてることは嘘だから」
「いやっ、分かんないってば」
と、笑いながらリーネのことを見ている。その横でショコラが、心理術について少々怖気づく。
「一応心理術は心得てるけど……。さすがにピタッとは当てられないわ……」
「ピタッと当てられたら怖いよね」
そして、リーネに対し、疑問に思うことをぶつけた。
「まぁ……あ、そうだ。リーネ……でいいのかな? 隠し事……してない?」
その言葉にリーネが動揺する。リーネが考えてる間に、先にシオンが口を開いた。
「僕はしてないよ〜、リーネ君は分からないけど……。君こそ、してない?」
2対1。リーネに対して圧倒的にアウェーの状況の中、答えを動揺しながらも言った。
「な、なんでもないよ。とりあえず、ここまでにしとこう」
そう言ってリーネは降参。シオンは、リーネをはいはいと適当にあしらい、そのまま沈黙が続いた。
沈黙が途切れたのは、ルーミミと魔理沙が起きたことだ。
「ん、んん……あ、寝ちゃってたか……。それより何があったんだ?」
「おはよう霊夢達……私も左と同じく」
するとサイファの声が弾む。
「さっきまでお茶会してたんですよ。あ、こちらはシオンです! すっごく紅茶美味しかったんですよ! そして水色の髪の子が……」
「私は零華! よろしくね!」
零華に対し二人が「よろしく」と言うと、ルーミミは安堵の声を漏らし、魔理沙は少し悔しがった。
「あ、良かった寝てて……」
「起きてりゃ旨い紅茶飲めたのかなぁ……くそぉ……」
そんな二人にシオンが声をかける。
「今度のお茶会の時は君達の分も淹れるよ」
すると魔理沙の目が輝き、ルーミミはてを前に向ける。
「マジか! 是非頼むぜ!」
「いや、遠慮しとくよ……」
こうして場が和んだところで、霊夢が話を切り出す。
「さてと……そろそろ異変解決の為に動かなきゃ。どうしましょ……」
すると零華が提案する。
「じゃあ今までの流れを整理してやるべきことを見つけていけばいいんじゃない? 私も実際よく今のこと分からないし」
その意見に皆は賛成した。
「じゃあ起きて早速で悪いけど、異変に気づいた魔理沙、よろしく!」
「はぁ!? ま、いいぜ……(うわ面倒……)」
「わかった。ンじゃ、新参は黙って聞いてるよ」

あとがき(?)→←山での目覚め、最初の御茶会



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:暗薄野作品リンク , 二次創作 , 東方二次創作   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

▽Ausuno*(プロフ) - ルーミミさん» 39! (2019年9月16日 12時) (レス) id: a9ebe6ea65 (このIDを非表示/違反報告)
ルーミミ - 1000hitおめでとう。 (2019年9月15日 12時) (レス) id: daa6ef5d22 (このIDを非表示/違反報告)
咲希 - ここで会えてうれしい=> http://v.ht/chat-jp (2019年9月12日 0時) (レス) id: a28b0e814d (このIDを非表示/違反報告)
▽Ausuno*(プロフ) - りめいこさん» ありがとうございます! 励みになります! (2019年4月26日 16時) (レス) id: f5af6692ce (このIDを非表示/違反報告)
りめいこ - とても面白いです!!続き楽しみにしてますね、頑張ってください!! (2019年4月26日 16時) (レス) id: 79a39466c3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:▽Ausuno* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Ausuno04101/  
作成日時:2019年3月12日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。