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目覚めの一杯の為に ページ17

「あー……ヤバい。眠気がヤバい」
「分かる」
「本当ヤバい……おやす……」
「はわあぁ……スヤァ……」
「むにゃ……おやすみだぜぇ……」
ショコラとルーミミ、魔理沙が眠気に耐えかね寝てしまった。
「皆はいるわね。……しかし三名眠りに……」
(はは……意外とこれは効くねぇ……)
サイファの人格らしき者は薄ら笑いを浮かべ、何かの粉を閉まった。
「やあああ!!!」
「いくらなんでもうるさいですよリーネさん! ここの妖怪は格が異なるんですよ!」
叫ぶリーネに対し、人格が戻ったサイファが耳を塞いでまた叫ぶ。
「びっくりしたぁ?」
リーネは悪びれずに質問し、霊夢はやれやれと呆れた。その時、少し先から声が聞こえる。
「やぁ、眠いならお茶会しないかい? ……って、寝ちゃったか。じゃあ起きている人たちでやろう。いいかい? いいよね」
霊夢達の答えを聞かず、茶葉をカップに入れる準備をしている金髪の少年に、二人が問う。
「……それは何ですか?」
「咲夜がレミリアに出している紅茶とはちょっと違うわね……」
「これかい? これは僕のお気に入りの紅茶、『daintiness』……。僕の特製の茶葉なんだ。この紅茶は控えめな甘味が特徴でね__」
「わぁ、お茶会だー!」
また誰かの声。その声は弾んでいて、金髪の少年の説明を断ち切った。
「あなたは……?」
「わったしはー、霊華でーす……」
「(テンションのアップダウン激しっ!!)よ、宜しく!」
水色の髪の少女に霊夢が戸惑いを隠せないまま言うと、リーネが誤解を解く。
「これは演技、だから安心してね」
「ふはぁ……そうだったんですか。私はサイファです。命亡くして彷徨う人間です」
リーネの説明に胸を撫で下ろしたサイファが、かしこまって挨拶をする。それに少年が気付く。
「僕も君達にまだ名乗ってなかったね。僕はシオン……宜しくね」
「シオンね……宜しく! そして私も、私は博麗 霊夢。博麗神社の巫女よ」
「サイファとリーネと霊夢、そして零華ね、了解。じゃあ、気をとり直して始めようか」
シオンは三人の自己紹介の間に準備を終わらせていたようだ。そして起きない二人を除き、お茶会が始まった。

山での目覚め、最初の御茶会→←咲櫻はすぐそこ……に?



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設定タグ:暗薄野作品リンク , 二次創作 , 東方二次創作   
作品ジャンル:ファンタジー
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▽Ausuno*(プロフ) - ルーミミさん» 39! (2019年9月16日 12時) (レス) id: a9ebe6ea65 (このIDを非表示/違反報告)
ルーミミ - 1000hitおめでとう。 (2019年9月15日 12時) (レス) id: daa6ef5d22 (このIDを非表示/違反報告)
咲希 - ここで会えてうれしい=> http://v.ht/chat-jp (2019年9月12日 0時) (レス) id: a28b0e814d (このIDを非表示/違反報告)
▽Ausuno*(プロフ) - りめいこさん» ありがとうございます! 励みになります! (2019年4月26日 16時) (レス) id: f5af6692ce (このIDを非表示/違反報告)
りめいこ - とても面白いです!!続き楽しみにしてますね、頑張ってください!! (2019年4月26日 16時) (レス) id: 79a39466c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:▽Ausuno* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Ausuno04101/  
作成日時:2019年3月12日 18時

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