【ONE PIECE】繋がっている仲間の絆〜fifth〜

No.212 ページ25

ｽﾞﾊﾞｱｱｯ


そこからは、鉄のネットが出てきた。


エース「へ」ﾆ…


ﾌﾞﾜｯ…


ﾄﾞｶｱｧｱﾝｯ


エースは炎になり、網を弾き返した。


ﾎﾞｵｵｵｵｵｯ


その網は、スコーピオンへ…


スコ「なあ!?なななななな、何ィ!?


うわあっ!!


あち、あちゃちゃちゃあちっ!!」


炎の熱なんて簡単に伝わる鉄の網、相当熱いだろう。


ウソ「てて、鉄の網を弾き返した!?」

子供達「…!!」


スコーピオンは苦しみながら、何とか鉄の網を引き剥がすとエースを見上げる。


ﾆﾔ…


何か策があるのか、ニヤリとするスコーピオン。


エース「へえ…ちとはやるようだな」


…タフなだけじゃ…。


スコ「地獄の戦いは…これからだァ…!!


ポポ！消火搾銃!!」


すると、ダチョウが黄色いタンク？を置いていく。


スコーピオンはそれを背中に背負い、何やら繋げて銃にした。


スコ「消火剤を仕込んだ圧搾銃だ!!」


ゾロ「な、何ィ？」

サンジ「消火剤」

貴女「エースは普通に火だからね。消火剤だったら効くんじゃねェ？」

そういう発想はしたことなかったなァ…


スコ「これで貴様の体に圧搾した消火剤を打ち込んでやる!!」

ﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ


スコ「うおおおおお!!」

ﾌﾞｼｭｯ


エース「はあっ!!」


消火剤を避けると、エースがいま後ろの岩に穴が開く。


うわ、意外と威力は凄い！


ﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ


ﾌﾞｼｭｯﾌﾞｼｭｯ


エースはスコーピオンに向かって走っていき、スコーピオンは消火剤を撃つも避け続けられる。


ﾋｭｯ…

ｺﾞ！


エースの拳が、スコーピオンの腹へ直撃。


スコ「うをえあえ…!!


う…お…」

ﾀ…ﾀ…

ﾄﾞｼｬｰ…


スコーピオンは坂の下に落ちた。


ウソ「悪いが勝負になんねーな」


エースは能力使わなくても強いもんね。
昔は普通に戦ってたんだから…


エース「予想はついてたが…黒ひげを倒したってのはウソだな


黒ひげの名を出せばおれが現れると踏んだ…、そんなとこか？」


やっぱそうかァ…。


スコーピオンは肯定。

そしてここからが本気だと言い、立ち上がろうとし…また倒れこむ。


子供2「もうやめろォ〜〜!!!









.








やめろよ、父ちゃん!!!」

皆『え？』

ルフィ「父ちゃん？」


そうだと思った。
当たりか。


スコ「ゴホッ…オホッオホッ……


と、父ちゃん…？あ…!!」


子供達『やめてーー!!』

ｽﾞｻﾞｰ


スコーピオンの落ちた坂を、下っていく二人。


.

No.213→←No.211

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す