【ONE PIECE】繋がっている仲間の絆〜fifth〜

No.195 ページ3

そう言うビビの声は、嬉しそうな声だった。


ビビ「でも、でもね


ずっと一緒にいる内に、段々わかってきたの」

エース「あれがルフィのやり方なのさ」

ビビ「え？」

エース「ガキの頃からちっとも変わっちゃいねェ…」

貴女「あんな風だけど、あいつの回りにはいつも人がよってくる…


我が弟ながら、不思議な魅力のある奴だよ…」

ルフィが素直で…真っ直ぐだからかもしれない。


ビビ「何だ、わかってたんですか」


エース「あいつとは、長い付き合いだからなァ…」

貴女「…でも、ありがとう」

ビビ「え…？」

貴女「私達が心配してるんじゃないかって、気にしてくれたんでしょ？」

ビビ「…ええ、でも、鳥腰苦労だったみたい」

エース「はは」

ビビ「ふふ」


王女にまでこんな風に思ってもらえてる。

…お前は、仲間からよく信頼されてるな……。



───
─



ナミ「A、一緒に寝ましょう？」


テントは二つあって、男女に分けるらしい。


貴女「いいの？」

ナミ「当たり前でしょ!?あんた、男の中に一人寝る気？


それに、お喋りもしたいしね」


お喋り…、って、女子だなァ……。

貴女「ふ……、なら、遠慮なく」



───
─



貴女「ちょっと先に、電伝虫で連絡いい？」

ナミ「ええ」

ビビ「仲間に？」

貴女「うん」


ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ｶﾞﾁｬ


〔コアラ「はい」〕

貴女「ああコアラ。こちらA」

〔コアラ「A!?今どこにいるの？」〕

貴女「麦わらの一味と一緒に行動中」

〔コアラ「はい!?」〕


…ま、そうなるよな。

貴女「ビビから情報も聞いてるし、守れるんだから一石二鳥じゃん？


…あ、そうそう。バロックワークスの動きはどう？」

〔コアラ「っ〜〜〜……はあ……


今んとこは、特になし。…でも、オフィサーエージェントがこのアラバスタに向かってることは間違いなし。大きい動きがあったら連絡するね


…後、この国に海軍が──」〕

貴女「ああ、スモーカー大佐だよね、もう接触済み…」

〔コアラ「はあ!?」〕

貴女「ごめんごめん


とりあえず、私はしばらく麦わらの一味と行動を共にする。コアラ達は───


───」

〔コアラ「…ん、了解。Aも無理しないでね」〕

ｶﾞﾁｬ


ナミ「A、偉いの？」

貴女「え、うーん……諜報長やってるよ。ま、幹部だね」

ビビ「あの、さっきの指示は一体…」

貴女「なにもしない、って言ったこと？」

ビビ「ええ」

貴女「麦わらの一味がいるからかな」


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